敵地に乗り込んだグループFの鹿島アントラーズは、全北現代(韓国)2−1で逆転勝利を収め2連勝となった。
一方、川崎Fはホームで北京国安に1−3で敗れ2連敗。1次リーグ突破に黄信号が灯った。
この他、ACLに出場しているG大阪とサンフレッチェ広島の第2戦は10日に行われる。
【ACL1次リーグ第2戦結果】
◎グループE
川崎F(0) 1−3 北京国安(6)
メルボルン(0) 0−2 城南一和(6)
◎グループF
長春亜泰(3) 9−0 ペルシプラ・ジャヤプラ(0)
全北現代 (3) 1−2 鹿 島(6)
左側がホームチーム。カッコ内の数字は勝ち点。
<コメント>
2007年に浦和レッズ、2008年にG大阪がACLを制しアジアにおける日本のクラブの存在感を示したACL。昨年明け渡した王者のイスの座を取り戻すべく、今年は4つのクラブ(鹿島、川崎F、G大阪、広島)が出場している。
グループE、Fの第2戦が行われた9日。まず、グループFの鹿島アントラーズは敵地に乗り込んでの全北現代戦。1−0とリードされた後半途中からテレビで見ていたが、この後書く等々力ほどではないにしろ雨或いは雪の中で試合が行われ、コンディションは決してよくなかったようだ。ボール繋ぎに苦労した鹿島だが、それでもタイトな日程の中で乗り込んだアウエーで貴重な勝ち星を挙げて2連勝。決勝トーナメント進出へ向けて順調な滑り出しと言えそうだ。
一方、グループEの川崎Fはホーム等々力に中国リーグチャンピオンの北京国安を迎えての第2戦。こちらは季節外れの吹雪となり、グラウンドが真っ白となる最悪の状況の中で試合が行われた。ボールの繋がらない川崎Fに対し、カウンターで執拗にディフェンスの裏を付く北京国安の戦術が当たった。初戦を落としているだけにホームで行われるこの試合で勝ち点3を取りたかった所だが雪によってかき消される格好となってしまった。
川崎Fはこれで2連敗でグループ最下位となった。過去2度出場したACLでは何れも準々決勝へ進み、それ以上の成績を目指して挑んだ今シーズンのACLだが、予選突破へ厳しい状況に追い込まれた。

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