2010年03月31日

紫紺の優勝旗はすぐそこに・・・ 筋書きのないドラマ2010春はいよいよクライマックスへ!!  【高校野球 第82回選抜高校野球】

  第82回選抜高校野球大会は30日、2回戦の残り3試合が行われ、帝京(東京)、大垣日大(岐阜)、北照(北海道)が勝ってベスト8進出を決めた。
  ベスト8が出揃った選抜高校野球大会は31日、準々決勝4試合が行われる。

【第82回選抜高校野球大会準々決勝組合せ】
第1試合 敦賀気比(福井)× 日大三(東京)
第2試合 広 陵(広島)×中京大中京(愛知)
第3試合 興 南(沖縄)×帝 京(東京)
第4試合 大垣日大(岐阜)× 北 照(北海道)

<コメント>
  全国各ブロック及び21世紀枠の代表32校が参加し21日に開幕した選抜高校野球はベスト8が出揃った。
 
  大会前から混戦が予想された今大会だが、ここまでの勝ち上がりを見ると接戦が多かった事に象徴されるように、きっかけ1つでベスト8の顔触れが変わるのではないか、と思わせるような試合が多かった。また、前評判が高かった一二三投手擁する東海大相模や地元近畿勢が勝ち残れなかった事、南北両端の代表校や東京勢が両方とも勝ち残った事も特徴として挙げられるだろう。近畿勢がベスト8を前にして全滅したのは27年ぶりの事らしい。

  さて、トーナメント戦で最も面白いとされる準々決勝。注目は第3試合に登場する興 南(沖縄)×帝 京(東京)だろうか。
  東海大相模の一二三投手と並んで好投手の呼び声高い興南の島袋投手と帝京の伊藤投手の投げ合いに注目が集まる。
  島袋投手は2試合で25奪三振と三振の山を築いている。過去の甲子園大会で島袋投手を援護出来なかった打線も、連続安打記録を続ける我如古選手を中心に好調。2回戦で近畿の強豪、智弁和歌山を破り勢いに乗っている。
  一方の帝京も1回戦で昨秋の近畿大会覇者、神戸国際大付を下し2回戦は延長戦をサヨナラ勝ちで制する等、勢いの出る勝ち方をしている。伊藤投手が立ち上がりを無難にまとめさえすれば、十分勝機はあると見る。がっぷり四つの好ゲームが期待できる優勝候補同士の対戦。どちらに軍配が上がるだろうか。
  この他、夏春連覇を目指す中京大中京や、初のベスト8進出を決めた北照の戦いぶりにも注目したい。

  紫紺の優勝旗を獲得する為に昇らなければならない階段はあと3つ。最後まで昇り切るのは果たしてどのチームなのか。「筋書きのないドラマ2010春」は、クライマックスを迎えようとしている。








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posted by スポーツ職人201X at 01:39| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月30日

国内組×国内組で監督は代行? そしてチャンピオンシップも復活? ホントに強化され活性化するのか、日本のサッカー!!  【サッカー Jリーグ、代表強化など】  

  サッカーのJリーグ第4節が27日、28日行われた。
  リーグ4連覇を目指す鹿島アントラーズは3−1でモンテディオ山形を下し暫定首位に躍り出た。また、今シーズン11季ぶりにJ1に返り咲いた湘南ベルマーレが2−0でアルビレックス新潟を下し今シーズン初勝利を挙げた。
  この他、上位同士の対戦となった川崎フローターレ×清水エスパルスは0−0、中村俊輔選手が加入した横浜Fマリノスも試合終了間際に失点し1−1で共に引き分けとなった。
  Jリーグ第4節残り1試合、名古屋グランパス×サンフレッチェ広島は4月21日に行われる。

  また、日本サッカー協会は29日、4月7日に行われるセルビア戦の代表メンバーを発表し、福岡大の永井選手ら国内組の20名が選出された。


【JリーグJ1第4節結果】
川 崎 0−0  清 水
湘 南 2−0  新 潟
鹿 島 3−1  山 形
神 戸 1−1  横浜FM
磐 田 2−3  京 都
C大阪 2−3  浦 和
大 宮 0−2  FC東京
G大阪 2−2  仙 台

【第4節終了時点順位表(暫定)】
 1 鹿 島   10
 2 清 水    8
 3 横 浜    7(得失点差+6)
 4 広 島    7(得失点差+3)
 5 仙 台    7(得失点差+2)
 (中 略)
15 新 潟    2(得失点差−3)
16 C大阪    2(得失点差−4)
17 山 形    2(得失点差−5)
18 磐 田    1(得失点差−4)

【セルビア戦日本代表メンバー】
◎GK
楢崎正剛(名古屋)、川島永嗣(川崎)
◎DF
中沢佑二、栗原勇蔵(以上横浜M)、駒野友一(磐田)、今野泰幸、徳永悠平、長友佑都(以上FC東京)、内田篤人(鹿島)
◎MF
中村俊輔、山瀬功治(以上横浜M)、稲本潤一(川崎)、遠藤保仁(G大阪)、石川直宏(FC東京)、阿部勇樹(浦和)
◎FW
玉田圭司(名古屋)、矢野貴章(新潟)、岡崎慎司(清水)、興梠慎三(鹿島)、永井謙佑(福岡大)

<コメント>
  3月6日に開幕したJリーグJ1は第4節が終了し、早くも全勝のチームがいなくなる等、熾烈な優勝争い、残留争いが展開されようとしている。上位陣の顔触れを見ると4連覇を目指す鹿島アントラーズが順調に勝ち点を加えてトップで序盤戦を終えたのは、戦力の充実ぶりを考えると驚くべき事ではないだろう。2位の清水エスパルス、3位の横浜Fマリノスは小野、中村選手と言ったヨーロッパから戻ってきた選手がチームに良い刺激与えていると言えるだろうか。そのマリノスからは7日に行われるセルビア戦にも多くのメンバーが選ばれた。2人の選出に留まったリーグトップの鹿島サポーターからは、岡田監督だからと言う声も聞こえてきそうだが・・・。
  その他、久々にJ1に復帰したベガルタ仙台は、北朝鮮代表候補に名を連ねる梁選手の活躍もあり5位と健闘しているが、勝ち点7には川崎や浦和など多くのクラブがひしめいている。この後、どこまで食い下がる事が出来るだろうか。

  JリーグJ1第4節の話はこれくらいにして、上でも少し書いたが7日に行われる国際親善試合、セルビア戦の代表メンバーが発表された。今回はAマッチデーではない為、国内組のみの選出。岡田監督はW杯本大会に向けて代表枠の70%は決めたと語っている事から、残り30%を今回のメンバー或いはこれまで招集した国内組から選ぶ事になるのだろう。それは良いとして、セルビアの代表メンバーも全て国内組、おまけにアンティッチ監督は指揮せずとやはり日本で行われる強化試合には一線級の選手が来ないと言う、今までの現象を踏襲した形で試合が行われる事になりそうだ。国内組とてセルビアは日本よりも強いと思うのだが、代表強化の為にはやはり一線級の選手がいる「セルビア」と対戦して欲しかったような気がする。

  もう1つJリーグの話題を。かつて行われていたチャンピオンシップを早ければ来年度のリーグから復活させる動きがあるらしい。現在の1シーズン制を維持したまま、プロ野球のクライマックスシリーズのような方式を検討しているとの事だが、シーズン終盤はACLや天皇杯等、過密日程になる事やリーグ戦終盤の優勝争いが盛り上がらなくなる可能性を考えると、果たして今すぐに行うのが妥当なのかどうか検討の余地があると思う。それともW杯の成績次第でサッカーの人気が下降線を辿る事を見越して、この時期にこのような話を出すのだろうか。

  今まで行われて来た日本代表そして日本サッカーの強化策が妥当だったのかどうか。その答えは6月、南アフリカで出る事になる。そしてチャンピオンシップが復活するのかどうかにも注目したい。











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2010年03月29日

明暗分かれた、産地の異なる「Kiseki(キセキ)」の仔!!  【競馬 第40回高松宮記念結果】

  春のGTシリーズ第1弾、競馬の第40回高松宮記念が28日、この後改装工事が行われる京競馬場芝1,200mで行われ、1番人気に支持されたキンシャサノキセキが直線で早めに抜け出し、後続の追撃を振り切って、7度目の挑戦で悲願のGTタイトルを獲得した。
  レースは最後の直線でキンシャサノキセキやビービーガルダン等ががなだれ込み大混戦となったが、僅かにキンシャサノキセキがハナ差制した。2着に入った6番人気のビービーガルダンは、昨秋のスプリンターズステークスに続き僅かの差でGTタイトルを逃した。また、このレースが引退レースとなった2番人気のアルティマトゥーレはスタートでつまずいた事が響き5着に終わった。

  春のGTシリーズ第2弾、桜花賞は4月11日、阪神競馬場で行われる。


【第40回高松宮記念競走成績】
1着 キンシャサノキセキ  四位洋文  1分08秒6
2着 ビービーガルダン   安藤勝己
3着 エーシンフォワード  岩田康誠
4着 サンカルロ      吉田 豊
5着 アルティマトゥーレ  横山典弘

<コメント>
  昨年のスプリント王、ローレルゲレイロがドバイ遠征で出走しなかった春のスプリントチャンピオン決定戦、高松宮記念。注目を集めたのは、これが引退レースとなるアルティマトゥーレと、悲願のGT獲りに挑むキンサシャノキセキ。父は共に平成の大種牡馬、サンデーサイレンスの後継馬として活躍するフジキセキである。
  しかし前者は国内産。一方の後者は外国(オーストラリア)産であり正式には「FujiKiseki」と言う表記になる。同じ父を持ちながらそんな違う顔を持つ両馬が人気を集めてレースが行われたが、スタートで明暗が分かれる結果となった。

  まず、これまでG1タイトルに手が届きそうで届かなかったキンサシャノキセキはここまで重賞3連勝と絶好調。その好調ぶりをこのレースでも見せ付けた。短いゴール前の直線でいち早く抜け出すと、2着に入ったビービーガルダン以下、後続馬とのゴール前での壮絶な叩き合いを制し春のスプリント王の称号を手にした。これまでGTレースでは惜敗続きだったが、ようやく報われる時がやって来た。日、仏、伊の名手に導かれ本格化した遅咲きのスプリンター。この後、どのように進化するのか楽しみだ。

   一方、引退の花道を飾るべくこのレースに臨んだアルティマトゥーレはスタートでそのシナリオを閉じる事となってしまった。最後の直線で追い込んで来ただけに悔やまれるスタートでのつまづきだった。レース後、横山典騎手が語った「あんなところで何でつまずくかな。」と言う言葉がその悔しさを物語っていた。

  今年も始まった春のGTシリーズ。次回はいよいよクラシックレース、桜花賞である。昨年辺りから陰りが見え始めたとは言えGTには欠かせない存在の武豊騎手が怪我で参戦出来ないのは残念だが、人馬とも主役となり得るニューヒーロー或いはニューヒロインは果たして現れるだろうか。予想しつつ楽しみたいと思う。











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posted by スポーツ職人201X at 23:17| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(11) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月27日

【速 報】亀田敗れる!! 王座統一失敗!!  【ボクシング WBC世界フライ級タイトルマッチ】

  ボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチが27日、東京・有明コロシアムで行われ、同級王者・亀田興毅が同級暫定王者ポンサクレック・ウォンジョンカムに判定で敗れてプロ初黒星、王座統一に失敗した。

【WBC世界フライ級タイトルマッチ結果】
[暫定王者]                   [王者]
ポンサクレック・ウォンジョンカム  2−0 亀田 興毅
         (114−114、116−112、115−112)   
posted by スポーツ職人201X at 22:15| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(4) | スポーツ・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月24日

決勝トーナメントが見えて来たクラブからアジアの洗礼を受けるクラブまで… ACLグループリーグは後半戦へ!! 【サッカー アジアチャンピオンズリーグ】

  サッカーのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)グループE〜Hの第3節が23日、24日と各地で行われた。
  この内、グループEの川崎フロンターレ、グループFの鹿島アントラーズ、グループGのガンバ大阪は何れも勝利を収め勝ち点を伸ばしたが、グループHのサンフレッチェ広島は敗れグループ最下位を抜け出る事は出来なかった。
  アジアチャンピオンズリーグは折り返し地点を迎え残り3試合で決勝トーナメント進出クラブが決まる。次回第4節は3月30日、31日に行われる。


【ACL試合結果など(23日、24日実施分)】
◎グループE
城南一和(9)   3−1  北京国安(6)
川崎フロンターレ(3) 4−0  メルボルン・ビクトリー(0)

◎グループF
長春亜泰(3)    1−2  全北現代(6)
鹿島アントラーズ(9) 5−0  ペルシプラ・ジャヤプラ(0)

◎グループG
アームド・フォーシーズ(1)  2−4  ガンバ大阪(5)
河南建業(2)       0−2  水原三星(7)

◎グループH
アデレード・ユナイテッド(9)   3−2  サンフレッチェ広島(0)
浦項スティーラーズ(6)     1−0   山東魯能(3)

左側がホームチーム。カッコ内の数字は勝ち点。
  
<コメント>
  今シーズンのJリーグは第3節を終了した所で早くも全勝のチームが無くなり混戦ムードが高まって来ている。
  そのJリーグで昨シーズン上位となった4つのクラブが参戦しているアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグは折り返し地点を迎えた。
  まず過去にACLを経験している3つのクラブ。鹿島アントラーズは、ここまで全勝でグループトップとなっている。24日行われたペルシプラ・ジャヤプラ戦も格下相手とは言え、大量5得点を叩き出し全く問題にしなかった。次節の結果次第で、決勝トーナメント進出の可能性も見えて来たアントラーズ。グループリーグ突破はあくまで通過点か。
  今シーズンの公式戦で勝ち星の無かったガンバ大阪も敵地で勝ち星を挙げた。日本代表遠藤選手ら主力の一部を欠く中で、FW平井選手がハットトリックを決める等、収穫もあった。そろそろエンジン全開と行きたい所だ。
  川崎もようやく勝ち点を挙げる事が出来た。しかしFW鄭大世選手が残りの試合出場停止となる可能性もあり喜んでばかりいられないのもまた事実。強敵が揃っているグループでグループリーグ突破は、初めての勝ち点を挙げて尚、茨の道か。
  一方、アジアの洗礼を受けているサンフレッチェ広島は中々芽が出て来ない。アデレード戦も10人で奮闘したが、逆転されて初勝利を挙げる事が出来ずグループリーグ突破は厳しくなった。残り3試合で何とか一矢報いて欲しい。

  前半戦を終了し後半戦に突入するACLグループリーグ。果たしてどのクラブが決勝トーナメントにコマを進めるだろうか。








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2010年03月22日

球春到来!!秋、ペナントを手にするチームは果たして…  【プロ野球 パ・リーグ】

  セ・リーグより一足早く20日開幕したプロ野球パ・リーグは21日も3試合が行われた;
  開幕戦、ダルビッシュ投手で星を落とした昨シーズンの覇者、日本ハムは第2戦も白星を飾る事は出来ず、同じくエースを投入して星を落とした昨シーズン2位の楽天と共に2連敗となった。
  プロ野球、パ・リーグは22日も日本ハム×ソフトバンクなど3試合が行われる。


【21日試合結果】

ソフトバンク 0 0 0  0 0 0  1 0 0  0 1  2
 日本ハム  0 0 1  0 0 0  0 0 0  0 0  1
【勝】 ファルケンボーグ 1勝 0敗 0S
【負】 武田久 0勝 1敗 0S
【S】 馬原 0勝 0敗 2S
  ソフトバンクは7回表、小久保選手のタイムリーヒットで追い付くと、延長戦へ突入。迎えた11回、松田がソロを放ち勝ち越しに成功。8回途中からは摂津、ファルケンボーグ、馬原の連日の継投で、接戦を制した。
  日本ハムは金子選手のホームランで先制し継投で逃げ切りを図ったが追い付かれ、最後に守護神・武田久が一発を浴び、痛い連敗となった。

ロッテ 0 0 0  1 0 0  1 0 0  2
西 武 0 1 0  0 0 0  0 0 0  1
【勝】 渡辺俊 1勝 0敗 0S
【負】 帆足 0勝 1敗 0S
  ロッテは大松選手が全得点を叩き出す活躍と、先発・渡辺俊投手が8回途中まで1失点に抑える好投で第1戦の雪辱を果たした。
  一方の西武は、先発・帆足投手が7回を2失点に抑える好投を見せるものの、打線にあと1本が出なかった。

 楽 天  0 0 0  1 0 3  0 0 0   4
オリックス 0 0 2  0 0 0  0 1 2x  5
【勝】 香月 1勝 0敗 0S
【負】 福盛 0勝 1敗 0S
   オリックスが逆転サヨナラ勝ちで開幕連勝を飾った。1点ビハインドで迎えた9回裏、後藤選手がソロを放ち同点に追いつく。さらにラロッカ選手の2塁打と2つの四球で2死満塁とすると、最後は相手の暴投で勝利をものにした。
   敗れた楽天は3番手の福盛投手が2失点と誤算だった。岩隈、田中の二枚看板で星を落とした事がこの後どう影響するか。

<コメント>  球春到来。プロ野球の2010シーズンが幕を開けた。まずは20日開幕したパ・リーグ。
  開幕戦とて、たかが1/144試合に過ぎないのだが、やはり最初に勝って気持ち良くシーズンに入りたいと言うのは、どのチームも同じ認識だと思う。どのチームもそんな意識が表に出たのか、20日、21日行われた試合は何れも最後までもつれる好ゲームとなった。
  惜しみなくエースを投入して開幕連敗となった昨年の覇者、日本ハムと最後までペナントを争った楽天。高校の先輩後輩対決となった西武×ロッテの開幕戦は見応えのある投手戦だった。
  一方昨年Bクラスに甘んじ、阪神で手腕を発揮した岡田氏を監督に迎えたオリックスは連勝した。
  戦力が拮抗し混戦が予想されるパ・リーグ。シーズンはまだ始まったばかりで今からどんな結末になるのか分かるはずもないのだが、最後までもつれる現場関係者にとっては痺れる戦いが続く事を予感させるような結果となった。今シーズンのパ・リーグは果たしてどうなるのだろうか。











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2010年03月20日

栄冠を勝ち取るのはどのチームか?  【野球など 連休中に開幕するスポーツ】

   20日からの3連休中にプロ野球を始め、高校野球や春高バレー等が開幕する。今回はそれらのスポーツについて紹介したいと思う。


【最後の「春高バレー」】
  20日から東京代々木第一体育館で「第41回全国高等学校バレーボール選抜優勝大会(春高バレー)」が開催される。来年度から、開催時期が1月に、会場は東京体育館へ変更されることが決まっており、いわゆる「新人戦」の全国チャンピオンを決める大会としては今回が最後となる。果たして最後を飾る高校はどこか。
  男子は混戦模様。東亜学園や東洋と言った東京勢に九州の強豪、大村工(長崎)や福岡大大濠(福岡)、鎮西(熊本)等、どこが勝ち上がるのか予想するのは難しい。また、1回戦で激突する東北(宮城)×深谷(埼玉)の名門同士の対決も見ものだ。他にはかつて岡谷工で一時代を築いた壬生監督率いる創造学園大附(長野)にも注目したい。
  女子は、東九州龍谷(大分)が大会3連覇を果たすか。それとも偉業に待ったを掛ける高校が現れるかに注目が集まる。古川学園(宮城)や共栄学園、かつて日本代表だったた大竹秀之氏を父に持つ大竹里歩選手擁する下北沢成徳と言った東京勢が有力校として挙げられる。
  大会は一発勝負のトーナメント戦。大会期間中に勢いに乗れるか乗れないかで勝敗の行方はがらりと変わるだろう。


【「春」はセンバツから…】
  第82回選抜高校野球大会が21日から甲子園球場で行われる。プロ注目の好投手、一二三投手を擁する東海大相模(神奈川)、島袋投手を擁する興南(沖縄)を始め、夏春連覇を狙う中京大中京(愛知)、投手層の厚い帝京(東京)等が有力校として挙げられている。その帝京は初戦で近畿大会覇者の神戸国際大付(兵庫)と対戦する事になった。1回戦屈指の好カードと言えるだろうか。
  この他、九州大会を制した嘉手納(沖縄)や神宮大会を制した大垣日大がどこまで迫るか。また、前回大会旋風を巻き起こした東北勢や21位世紀枠で出場する高校にも注目したい。


【プロ野球も開幕!!秋に笑うのはどのチームか?】
  プロ野球パ・リーグも20日に開幕し、既に開幕投手が以下の通り発表となっている。

西武(涌井)×ロッテ(成瀬)
日本ハム(ダルビッシュ)×ソフトバンク(杉内)
オリックス(金子)×楽天(岩隈)

  昨年、パ・リーグを制した日本ハムが今シーズンもリーグを引っ張る存在になると予想する。エース、ダルビッシュ投手は今年も健在で、どこまで勝ち星を重ねるか。打線もベテラン稲葉選手を中心にスモールベースで相手投手を崩すスタイルは変わらないだろう。ウィークポイントと言えば、長いシーズンエースがアクシデントを起こした時の2番手投手の層が薄い事、スレッジ選手が抜けて一発で局面を変えられる選手がいない事ぐらいだろうか。3年目で初めて開幕を1軍で迎える中田選手にも注目が集まる。
  昨シーズン躍進を遂げた楽天は監督が変わり、どんな野球を見せるか。投手は岩隈投手、田中投手の2枚看板、打線ではベテランの山崎選手が今年もチームを引っ張る形になるだろうか。今シーズン、上位進出のカギを握るのは、昨シーズン克服できなかった中継ぎ、抑え投手の整備がどこまで出来ているかだろうか。新外国人のモリーヨ投手がどこまで使えるかがポイントとなるだろう。
  王者奪回を目指す西武は中島選手、片岡選手、中村選手と攻撃陣はコマが揃っている。ポイントとなるのはやはり先発投手に続く中継ぎ、抑えの働きだろうか。久々に古巣に帰ってきた工藤投手がどんなピッチングを見せるか。また、鳴り物入りで入団した菊地投手はどの段階で1軍に上がってくるのか。
  この他、監督が代わったロッテ、オリックス。中堅、ベテラン選手の活躍がカギを握りそうなソフトバンクがどこまで食い込むのか。今年も最後までもつれる争いとなるような気がする。











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2010年03月19日

強烈なFK一発で評価急上昇!!「世界のHONDA」襲名は近いか?  【サッカー 欧州チャンピオンズリーグ】

  サッカーの欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦の残り4試合が16日、17日と行われ、スペインの強豪バルセロナや日本代表の本田選手擁するCSKAモスクワ(ロシア)等が勝利を収め準々決勝進出を果たした。
  欧州チャンピオンズリーグはこれでベスト8が出揃い、準々決勝以降の組合せ抽選が19日に行われた。CSKAモスクワはインテルと、バルセロナはアーセナルと対戦する事が決まった。準々決勝第1戦は3月30日、31日に行われる。


【決勝トーナメント1回戦第2戦結果(16日、17日実施分)】

チェルシー(1)  0−1 インテル(3)


セビージャ(2)  1−2 CSKAモスクワ(3)


バルセロナ(5)  4−0 シュツットガルト(1)


ボルドー(3)  2−1  オリンピアコス・ピラエウス(1)


左側がホームチーム。カッコ内の数字は2試合の合計得点で、太字のクラブがベスト8進出。

【準々決勝組合せ】
@バイエルン(ドイツ)×マンチェスターU(イングランド)
Aリヨン(フランス)×ボルドー(フランス)
Bインテル(イタリア)×CSKAモスクワ(ロシア)
Cアーセナル(イングランド)×バルセロナ(スペイン)

準決勝の組合せは、@の勝者×Aの勝者、Bの勝者×Cの勝者    
 
<コメント>
  サッカーのヨーロッパクラブNo.1を決めるチャンピオンズリーグはベスト8が出揃った。
  ここ数年のチャンピオンズリーグは、イングランドプレミアリーグ勢が席巻しスペインのバルセロナが割って入る構図が続いていた。しかし、今大会勝ち上がったクラブの顔触れを見ると各国リーグの有力クラブが勝ち上がり「一党独裁」の色合いが薄れたのが特徴として挙げられる。決勝の舞台となるサンチャゴ・ベルナベウをホームグラウンドに持つレアル・マドリードの姿がないのは少々寂しい気がするが、その他は順当な結果と言えるだろうか。日本代表の本田選手がその中の一員として名を連ねているのは、日本代表にとってはW杯に向けて明るい材料である。
  その本田選手。先日行われた対セビージャ戦で目の覚めるようなFKをゴールに捩込み、センセーショナルなチャンピオンズリーグデビューを果たした。動画サイトでそのシーンを見たが、GKのキャッチミスのようにも見えなくもないが、北京五輪予選で見せた変則的な動きをしてゴールに吸い込まれたFKを彷彿とさせる強烈なシュートだった。W杯を見据え、出場機会を求めて帰国する選手もおり、ヨーロッパで活躍する日本人選手が少なくなっている。今回のFKで(勿論、それだけではないと思うが)、今度のW杯の活躍次第では夏の移籍市場で目玉となる可能性も高い。次のインテル戦、それに勝つとバルセロナ或いはアーセナルとの対戦が待っており、ビッククラブ相手にどんなプレーをするか楽しみになって来た。
  スペインのバレンシアやイングランドのチェルシーを始め世界のビッククラブが獲得を検討していると噂されている中で、更に活躍し世界に衝撃を与えるようなプレーヤーになってくれる事を期待したい。











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2010年03月18日

西郷に始まり龍馬を経て、結局はドン・キホーテで「THE END」か? 【時事 鳩山氏自民党離党】

   衆議院議員の鳩山邦夫氏が15日、所属していた自民党に離党届を提出し受理された。政界再編を目論みいち早く手を挙げた格好となったが、今の所同調者は無い様子。政界のサラブレットはどこへ向かおうとしているのか。




<コメント>
  「政界の渡り鳥」と言えば、自民党衆議院議員の小池百合子氏の代名詞として有名だが、同じ自民党を離れた鳩山氏の経歴を見ると、今後その看板の主が変わりそうなくらい、これまで色んな政党を渡り歩いている事が分かる。また、これまでも「友達の友達はアルカイダ」など様々な言動で物議を醸している。ちなみに我々30代後半から40代の人なら中学時代に受けたであろう「業者テスト」が廃止となったのもこの人が文部大臣だった時である。
    
  今回の離党騒動。本人は今の自民党では民主党の受け皿にならないと感じ、燻る政界再編の動きもあって真っ先に手を挙げる格好で新党結成を目指す事となった。
 
  確かに民主党に政権が変わっても、世の中が変わる気配は感じられない。かと言って自民党も政権奪還に向けて一枚岩ではなく頼りない。みんなの党がそれらの政党に次いで支持を受けているのもそのせいだろう。鳩山氏もその流れに乗ろうとしている。
  しかしどうして今のタイミングなのか。新党を結成し一体何をやろうとするのか、全く見えて来ない。執行部の考えの不満を持つ与謝野氏や舛添氏、そして同じ渡り鳥の匂いを感じてか小池氏などにもアプローチしているようだが、3氏とも慎重な態度を見せており小池氏に至っては批判的な態度をとっている。今の段階で鳩山氏に付いていってもメリットは無いに等しいと判断しているのだろう。自民党に対する批判ばかりを口にして取った今回の行動は、うがった見方をすれば政党の歯車で埋もれている自分に対し、自分より後に政治の世界に入った兄が総理大臣となりそれに嫉妬しているようにも受け取れる。

  日本郵政の社長問題では当時の政府に反旗を翻した西郷隆盛、今回はテレビ番組をきっかけに取り上げられるようになった坂本龍馬に自分をなぞらえ、兄に負けじと政界の主役に躍り出ようとしているが、結局は「ドン・キホーテ」で終わってしまうような気がしてならない。








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2010年03月16日

貴公子、このまま引退か?それともあのカプセルで奇跡を起こすか?   【サッカー ベッカム選手負傷】 

  サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)のACミランに所属する(MLSのロサンゼルスギャラクシーより期限付き移籍)イングランド代表、デビットベッカム選手が14日に行われたキエボ戦で左アキレス腱断裂の大けがを負い、6月に開幕するワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のイングランド代表入りが絶望的になった。

  ベッカム選手はその後、フィンランドで手術を受けた。手術は成功したが執刀医によると、完全復活までに4〜6ヶ月掛かり6月に行われるW杯出場は不可能との見解を示した。またイングランド代表のカペッロ監督は、9月から始まる欧州選手権予選にベッカムが間に合えばいいとし、W杯の代表メンバーには考えていないことを明らかにした。

<コメント>
  サッカーのイングランド代表でアメリカのMLS、ロサンゼルスギャラクシーから期限付きでミランに移籍しプレーしているベッカム選手が試合中にアキレス腱を断裂する重傷を負った。
  W杯南アフリカ大会出場を念頭に、ここ数年期限付きでACミランに籍を置いているベッカム選手にとって悔やんでも悔やみきれない負傷だろうし、それはイングランド代表関係者は勿論の事、サポーター、そしてベッカム選手のファンにとっても同じ思いだろう。手術が成功した事が救いである。
  完全復活までに掛かる期間は4〜6ヶ月との事。2002年のW杯日韓大会の時はいわゆる「ベッカムカプセル」で驚異的な回復を見せ何事も無かったかのようにプレーしファンを魅了していたが、あの時のような奇跡が起きない限り、南アフリカのピッチでベッカム選手の勇姿の見る事はないだろう。カペッロ監督もW杯後の9月に行われるEURO2012の予選までに間に合えば良いと、W杯のメンバーには考えていない旨のコメントを出している。
  一部報道にあるように、果たしてモチベーションを維持出来ずにこのまま引退してしまうのか。それとももう一度自らを奮い立たせピッチに姿を現すのか。まずは1日も早い回復を願うばかりである。

  それにしてもW杯欧州予選が終わってからのイングランド代表はご難続きである。今回のベッカム選手を始めAコール選手など主力数人が怪我でW杯出場が微妙な状況なのに加え、テリー選手とブリッジ選手の不倫騒動など頭の痛い問題を抱えている。FWルーニー選手がここ数試合、それらの問題を消し去り希望を抱かせるような活躍をしてはいるが・・・。
  今度のW杯でも恐らく上位争いをするであろう「サッカーの母国」の行く末やいかに。











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posted by スポーツ職人201X at 23:15| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(3) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月14日

「仁川の桜を見る会」参加の夢叶わなかった公営の星!!   【競馬  第44回フィリーズレビュー結果】

  競馬の桜花賞トライアル、第44回フィリーズレビューが14日、阪神競馬場芝1,400mで行われ、9番人気のサウンドバリアーが最後の直線で豪快に差し切り、2着ラナンキュラス、3着レディアルバローザと共に桜花賞の優先出走権を獲得した。
  一方、公営笠松から参戦し注目を集めた2番人気のラブミーチャンは果敢に逃げて見せ場を作ったが、最後の直線で失速し12着に終わり、桜花賞の優先出走権を獲得する事は出来なかった。
  3歳牝馬クラシック第1弾、第70回桜花賞は4月11日、阪神競馬場芝1,600mで行われる。


【第44回フィリーズレビュー競走成績】
1着 サウンドバリアー   渡辺薫彦   1分22秒8
2着 ラナンキュラス    四位洋文
3着 レディアルバローザ  和田竜二

ここまでが桜花賞優先出走権獲得

4着  ロジフェローズ    横山典弘
4着  ニシノモレッタ     浜中 俊(同着)



【桜花賞優先出走権獲得馬】
◎チューリップ賞
ショウリュウムーン       
アパパネ            
エーシンリターンズ

◎フィリーズレビュー
サウンドバリアー   
ラナンキュラス   
レディアルバローザ 

◎アネモネS
ギンザボナンザ         
アニメイトバイオ   

  この他、クイーンCを勝ったアプリコットフィズが注目馬として挙げられる。


<コメント>
  このレースの出馬表を見ると、「〜チャン」と言う馬名が目に付いた。カレンチャン、ハニーメロンチャン。昨日のアネモネSにもミオリチャンと言う馬が出走していたが流行だろうか。
  そして「〜チャン」と名の付く3歳牝馬と言えば無敗でこのレースにコマを進めて来たラブミーチャン。アイドルホース、オグリキャップやライデンリーダーを輩出した公営笠松の所属、馬主が有名人と言う事もあり早くから注目を集めていた。
  無敗とは言えこれまでの勝ち鞍は全てダート戦。4月に仁川の桜を見る為には、賞金で拾われる可能性のある中央所属の馬と違ってこのレースで用意された3枚のチケットの内、1枚を獲得しなければならない。初めての芝、相手は中央で揉まれた馬。厳しい条件が課せられた中でレースは始まった。
  
  スタートダッシュに成功すると、いつものポジションである先頭に立ったが後続馬のマークも厳しかった、最後の直線半ばまで先頭に立ち見せ場を作ったものの、後ろから襲い掛かる他馬にかわされると差し返す脚は残っておらず馬群に飲み込まれた。公営の星として期待が寄せられていたが、桜の舞台は彼女がそこに立つ事を認めなかった。

  さて、これで今年の桜の舞台を踏むキャストがほぼ出揃った。昨年暮れに行われた阪神JF(GT)の上位馬がトライアルレースを勝てなかった事から、今年は混戦になる事が予想され「嵐の桜花賞」になる可能性もある。70代目の桜の女王の行方は果たして…。

※今年の本紙競馬予想は、高松宮記念か桜花賞からスタートする予定。









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posted by スポーツ職人201X at 23:24| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(14) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月11日

洋の東西でチャンピンズリーグ開催中!!  【サッカー チャンピオンズリーグ】   

  サッカーのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)、そして欧州チャンピオンズリーグが9日、10日に行われた。
 
  まずACLの方は10日、1次リーググループGのガンバ大阪がホームで河南建業(中国)と、グループHのサンフレッチェ広島は昨年のアジアチャンピオン、浦項(韓国)とアウエーで対戦し、ガンバ大阪は1−1で引き分け、サンフレッチェ広島は2−1で敗れた。

  一方の欧州チャンピオンズリーグは1回戦第2戦の4試合が行われ、マンチェスターU、アーセナルなどがベスト8にコマを進めたが、スペインの強豪、レアルマドリードがリヨン(フランス)に敗れ姿を消した。1回戦の残る4試合は16日、17日に行われる。


【ACL1次リーグ試合結果(10日分)】
◎グループG
ガンバ大阪(2)  1−1  河南建業(2)
アームド・フォーシーズ(0) 0−2 水原三星(4)

◎グループH
山東魯能(3)  0−2  アデレード・ユナイテッド(6)
浦 項 (3)  2−1  サンフレッチェ広島 (0)

左側がホームチーム。カッコ内の数字は勝ち点。

【欧州チャンピオンズリーグ結果(9、10日分)】
アーセナル(6) 5−0  FCポルト(2)



フィオレンティーナ (4) 3−2  バイエルン(4)



マンチェスター・U (7) 4−0  ミラン(2)



R・マドリード(1) 1−1 リヨン(2)

左側がホームチーム。カッコ内は2試合の合計得点。太字がベスト8進出クラブ。


<コメント>
  まずACLの方から。9日の川崎F、鹿島に続き、10日に登場したG大阪とサンフレッチェ広島。広島の試合を少しだけテレビで見たが、昨年アジアを制した浦項の攻撃力に圧倒された感があった。終了間際に同点に追い付いたが、ロスタイムに逆転を許しACL初勝利はお預けとなった。ACL初参戦の広島にとっては試練が続く。ところで、浦項の監督は鹿島のオリヴェイラ監督の実弟だそうだが、共に勝ち進めば「兄弟対決」が見られるだろうか。そちらも見てみたい気がする。
  一方のG大阪は第1戦に続きまたしても引き分け。これで国内の公式戦と合せて4試合勝ち星がない。元々スロースターターなだけにこれからエンジンが掛かって来るだろうが、サポーターは今後の行方が気になるだろう。

  そして、決勝トーナメントが始まっている欧州チャンピオンズリーグ。強豪クラブが順当に勝ち進む中で、今シーズン大型補強を敢行したレアルマドリードは、またしても鬼門と言える1回戦を突破出来なかった。ブラジル代表カカ選手、ポルトガル代表C・ロナウド選手等、キラ星の如く輝く世界トップクラスの選手を擁しても辿り着けないヨーロッパクラブNo.1の座。今回の決勝の舞台はレアルマドリードの本拠地、サンチャゴ・ベルナベウ。そこのピッチに立つ事無く「新・銀河系軍団」は消えて行った。
  この他、ハットトリックを決めたアーセナルのベントナー選手。ベスト8を決めるゴールを上げたバイエルンのロッベン選手が目に付いた。何れも6月のW杯で日本が抑えなければならない攻撃的な選手。調子を上げてきているだけに厄介である。

  そのW杯に出場するコートジボワールの次期監督が誰になるのか注目を集めている。2002年W杯で日本代表を勝利に導いたフィリップ・トルシエ氏が有力な候補に挙がっている一方で、8月からトルコ代表監督の就任が決まっているフース・ヒディンク氏の名前も挙がっている。果たしてどちらになるのか。個人的には、日本代表の監督の時は「フラット3」を提唱していたトルシエ氏が2010年の今、どんな戦術を繰り出すのか見てみたい気もする。








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posted by スポーツ職人201X at 23:27| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(5) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月10日

雨が降ろうが雪が降ろうが試合は行われる。それもまたサッカー!!  【サッカー ACL1次リーグ】

  サッカーのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)は9日、各地で1次リーグ第2戦が行われた。
  敵地に乗り込んだグループFの鹿島アントラーズは、全北現代(韓国)2−1で逆転勝利を収め2連勝となった。  
  一方、川崎Fはホームで北京国安に1−3で敗れ2連敗。1次リーグ突破に黄信号が灯った。
   
  この他、ACLに出場しているG大阪とサンフレッチェ広島の第2戦は10日に行われる。


【ACL1次リーグ第2戦結果】
◎グループE
川崎F(0)   1−3  北京国安(6)
メルボルン(0) 0−2  城南一和(6)

◎グループF
長春亜泰(3) 9−0  ペルシプラ・ジャヤプラ(0)
全北現代 (3) 1−2 鹿 島(6)

左側がホームチーム。カッコ内の数字は勝ち点。

<コメント>
  2007年に浦和レッズ、2008年にG大阪がACLを制しアジアにおける日本のクラブの存在感を示したACL。昨年明け渡した王者のイスの座を取り戻すべく、今年は4つのクラブ(鹿島、川崎F、G大阪、広島)が出場している。

  グループE、Fの第2戦が行われた9日。まず、グループFの鹿島アントラーズは敵地に乗り込んでの全北現代戦。1−0とリードされた後半途中からテレビで見ていたが、この後書く等々力ほどではないにしろ雨或いは雪の中で試合が行われ、コンディションは決してよくなかったようだ。ボール繋ぎに苦労した鹿島だが、それでもタイトな日程の中で乗り込んだアウエーで貴重な勝ち星を挙げて2連勝。決勝トーナメント進出へ向けて順調な滑り出しと言えそうだ。

  一方、グループEの川崎Fはホーム等々力に中国リーグチャンピオンの北京国安を迎えての第2戦。こちらは季節外れの吹雪となり、グラウンドが真っ白となる最悪の状況の中で試合が行われた。ボールの繋がらない川崎Fに対し、カウンターで執拗にディフェンスの裏を付く北京国安の戦術が当たった。初戦を落としているだけにホームで行われるこの試合で勝ち点3を取りたかった所だが雪によってかき消される格好となってしまった。
  川崎Fはこれで2連敗でグループ最下位となった。過去2度出場したACLでは何れも準々決勝へ進み、それ以上の成績を目指して挑んだ今シーズンのACLだが、予選突破へ厳しい状況に追い込まれた。








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2010年03月09日

連休を分散させるとは言うけれど…  【時事  連休分散化】

  観光が集中する5月の大型連休の分散化を図ろうと、地域ごとに異なる時期に大型連休を取得する「祝日法改正案」が、今国会にも提出されることになった。憲法記念日など記念日自体は変えないが「◯◯地方は5月第2週に取得」などと定めて、その地方では最低限、官公庁や公立学校は休みになる仕組み。混雑緩和で観光需要を喚起する狙いがある。政府は「休日革命になる」と意気込む。

 政府の観光立国推進本部(本部長・前原誠司国土交通相)が、「休暇分散化ワーキングチーム(WT)」(座長・辻元清美国土交通副大臣)を設置して検討している。平成23年度の実施を目指している。

 
<コメント>
  今回は、先週ニュースで取り上げられていた「連休分散化」について書きたいと思う。

   政治とカネの問題や米軍普天間基地移設問題など様々な問題を抱えている政府であるが、最近、大きな話題になりつつある「連休分散化」。我々の生活に直結する話だけにその動向が気になる所である。

  今回の話は、日本が「観光立国」を目指すべく通常のG.Wの時期に人の移動が集中し観光地等が混雑していたのを地域毎に休みをずらして分散させようと言うもので、既にフランスなどでは導入されている制度であり、発想としては面白いと思う。
  G.Wはどこの観光地や交通網も混雑し疲れだけが残ってしまう、と言うのがこれまでのケースだった。人の流れが分散すれば、出掛ける人の満足度も高まり、収入が得られる時期が限られる観光業界にとっては大きなメリットがあるだろう。

  しかしこの話を今すぐ実行に移す必要があるのかどうか甚だ疑問である。政府は再来年の実施を目指しているようだが、クリアすべき課題が山積しているように思える。

 まず、従来祝日だった日の存在意義はどうなるのか。祝日にはそれぞれ名称があり、それについて考えると言う意味合いもある。憲法記念日、こどもの日が平日となり、その事が形骸化しないだろうか。
  
  労働環境を考えると、例えば全国に支店を抱える企業は本社が営業しているのに支店の従業員は休めるのか。取引先は休めるのか。極端な話ではあるが結局、本社や親会社と休みを合わさざるを得なくなり今までと同じ事になるか或いは休みづらいケースが増えてくるような気がする。(本社機能が全国各地に分散していれば効果はあると思うのだが・・・。)

  他にもG.Wに合わせて行われていたイベント、スポーツイベントの集客の問題や、細かい所では遠方の友人と休みが合わせにくくなる事、小生の経験した仕事だと、1年で数少ないまとまった休みに行う事が多かったシステムのメンテナンスや更新作業を行う日をどう確保するのか等など・・・。問題となりそうな点を挙げればキリがないのだが、現状ではデメリットの方が多くあるような気がしてならない。


   上に書いた通り発想としては面白い。政府の意気込みも分からなくもないのだが、他に議論すべき政策課題は山ほどある。そちらの目処がついてから議論を始めても遅くはないと思うし、何より地方がもっと主体的に物事を決める事が出来る環境が整わないと成り立たないと思う。
   拙速な行動は経済だけでなく我々の生活を混乱させるだけのような気がするのだが、それでも政府はこの政策を実行するのだろうか。














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2010年03月08日

前人未到の4連覇か? それとも待ったを掛けるクラブが現れるか? 【サッカー JリーグJ1】 

   サッカーのJリーグが開幕し、J1では6日、7日に9試合行われた。
  前人未到のリーグ4連覇を目指す鹿島アントラーズの開幕戦の相手は昨年と同じ浦和レッズ。前半5分に興梠選手が先制ゴールを決めると後半41分マルキーニョス選手が追加点を上げて2−0とし、追いすがる浦和レッズを下し好スタートを切った。
  この他では日本代表DF闘莉王選手が加入した名古屋グランパスがG大阪を、今シーズン久々にJ1に復帰したベガルタ仙台がジュビロ磐田をそれぞれ下した。
  JリーグJ1第2節は3月13日、14日に行われる。


【JリーグJ1第1節試合結果】
湘 南   1−1  山 形
磐 田   0−1  仙 台
FC東京  1−0  横浜FM
広 島   1−1  清 水
鹿 島   2−0  浦 和
川 崎   2−1  新 潟
G大阪   1−2  名古屋
神 戸   2−0  京 都
大 宮   3−0  C大阪

<コメント>
  Jリーグの2010年シリーズが開幕した。今シーズンの注目は、鹿島アントラーズが前人未踏のリーグ4連覇を達成するのか。それとも待ったをかけるクラブが現れるか。現れるとしたらどのクラブなのか、だろう。またW杯イヤーと言う事もあり、代表の当落線上にいる選手にとっては、中断前までが最後のアピールの場となる。

  開幕戦だからなのか、第1節から鹿島×浦和や名古屋×G大阪など好カードが組まれた。
  テレビで鹿島×浦和の試合を見ていた。アントラーズはは後半、守勢に回るシーンも見られたが、終了間際に駄目押しとなる2点目を上げてリーグ初戦を白星で飾った。一方、王者奪還を目指す浦和は攻撃的な選手を次々と投入したが及ばなかった。フィンケ監督の戦術がサッカーゲームのようだと内部から不満の声が漏れているようだが、王座奪還の道程は今シーズンも険しいのだろうか。

  その他、久々にJ1に復帰した我が故郷がホームタウンのベガルタ仙台が白星スタートとなった。隣県のモンテディオ山形が昨シーズン序盤を盛り上げただけに、それに負けないようJ1を盛り上げて欲しい。

  Jリーグの2010年シリーズ。果たしてどのクラブに勝利の女神は微笑むのか。熱い戦いが繰り広げられる事を期待したい。











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2010年03月05日

「大外一気」で他馬をなで斬り!! 次のターゲットは世界最高峰のレースか?  【競馬  ドバイミーティング関連】

   世界最高峰ドバイワールドカップの前哨戦マクトゥームチャレンジラウンド3(G2=オールウェザー2000メートル)は4日、UAEドバイのメイダン競馬場で行われ、日本から参戦したレッドディザイアが優勝した。
   ペリエ騎手が騎乗した昨年の秋華賞馬、レッドディザイアは終始後方からレースを進めると、最後の直線で見事な末脚を見せて、大外から他馬をまとめてかわした。
   一方、同じレースに出走した昨年の年度代表馬、ウオッカは最後の直線で伸びを欠き8着に終わった。


<コメント>
  3月27日(現地時間)に行われる「ドバイミーティング2010」。他馬より一足早く現地入りしていたウオッカとレッドディザイアが前哨戦となる「マクトゥームチャレンジラウンド3」に出走した。

  さっきJRAのホームページに掲載されていたレースのVTRを見たが、レッドディザイアの走りは凄かった。レースはゆったりとしたペースで進んだようで、後方からは届きにくい展開の中で大外から一気に他馬をまとめてかわす豪脚を繰り出し、海外レースを制する快挙を成し遂げた。この後は当初の予定通りドバイ・シーマクラシックに行くのか。それとも最高峰のレース、ドバイWCに路線変更するのか。今後の動向に注目したい。
  一方のウオッカは最後の直線で伸びなかった。折り合いを欠いたとの事。引退レースとなる次回のレースでの巻き返しに期待したい。

  この他にブエナビスタなどが参戦する「ドバイミーティング2010」。日本馬の活躍が楽しみである。











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2010年03月04日

着々と準備を進めるW杯出場国!! 「岡田日本丸」はアジアで立ち往生?  【サッカー アジアカップ最終予選】  

  2011年にカタールで開催されるサッカーのアジアカップの最終予選が3日行われた。既に本大会出場を決めている日本とバーレーンが対戦し、日本が岡崎のゴール等で2−0とバーレーンを下し、グループAトップで2011年の本大会に進む事になった。


【試合結果】
日 本(15)  2−0 バーレーン(12)
(得点者)
前36分  岡 崎
後45分  本 田

カッコ内の数字は勝ち点

<コメント>
  昨日(3日)は国際Aマッチデーだった事もあり世界各地で親善試合が行われた。6月にW杯本大会を控えている各国にとっては貴重なシミュレーションの場となる。この間、東アジア選手権で対戦した韓国はナイジェリアを想定しコートジボワールと、中国は仮想北朝鮮の相手としてポルトガルから指名された。それぞれ有益なデータが得られたであろう。
 
  W杯出場国が本番を意識した戦いを繰り広げている中、未だ監督解任話が燻っている岡田ジャパンはバーレーンと対戦した。アジアカップ最終予選と言う、親善試合ではなくれっきとした公式戦ではあるが、お互い本大会への出場を決めており消化試合に過ぎない。バーレーンが決して弱い相手とは思わないが、この時期他国が準備を進めている中、AFCが首を縦に振らなかったとは言え、世界レベルの国と対戦出来ないのは痛い。今更ではあるが前回のアジアカップでシード権を取れなかった事が重くのしかかる。

    さて、消化試合のバーレーン戦。日本は2−0で勝利し燻っていた解任話はひとまず収まった。海外組が加わった事で東アジア選手権の時よりは動きが良くなり、シュートを打つと言う意識も見られた。ただ、相手はベストメンバーではないバーレーン。激しいチェックも余りなければ、ゴール前のディフェンスもルーズだった。にも関わらず、決定機を何度も外し、カウンターで裏を突かれるシーンも見られる等、以前からの露呈している課題がまたもや浮き彫りとなった。運動量が落ちた後半は内容も乏しくなり、1−0で終わっていればブーイングが起きた可能性もあったが、終了間際にこの試合でアグレッシブな動きを見せた本田選手がねじ込んだ2点目がその雰囲気を消し、ひとまず解任騒動にピリオドを打つ形となり試合が終わった。

  W杯まで100日を切った。2月にモヤモヤ感を嫌と言うほど味わったサポーターの気持ちは、バーレーン戦で勝っても完全には晴れなかったと思う。昨年9月のオランダ遠征以来、W杯に出場するような強国と対戦するシーンを見ていないせいもあるだろう。この後はそれらの国との対戦が続く。
  
  どこかに綻びがありそうで危なっかしいが、ここまで来たら岡田丸の船長はともかく乗組員が上手く操縦してくれると信じて応援するしかない。間もなくJリーグも始まる。残り少ない貴重な時間を選手には有意義に過ごして欲しいと思うと共に、4月に来日するセルビアがW杯に出場する主力選手を揃えてくれる事を切に願いたい。











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2010年03月02日

広がる競技間格差  今度こそ国は動くのか? 【バンクーバー五輪 まとめ】

  12日から熱戦が繰り広げられてきたバンクーバーオリンピックが幕を閉じ、閉会式に出席していた日本選手団が帰国した。まずはこの半月間、楽しませてくれ感動を与えてくれた全ての選手に感謝したい。

  今回のオリンピックで日本が獲得したメダルの数は銀3、銅2の計5個。他に入賞した種目も増え、金1個に終わった前回のトリノ大会の反省から派遣選手の数を絞った成果はあったと言えるのではないだろうか。(前回同様、選手の数より役員の数が多いのがどうも引っ掛かるのだが…。)特にフィギュアスケートは出場した全選手が入賞を果たし層の厚さを世界に見せ付け、女子スビードスケートも全種目入賞と健闘した。一方、雪上競技は、女子モーグルの上村選手や女子クロスカントリーの石田選手、ジャンプの葛西選手などが入賞したものの全体的には世界との距離の隔たりの大きさを見せ付けられる結果となった。

 日本のウィンタースポーツの多くは競技環境が厳しい。今回好成績を収めた種目は企業やスポンサーの手厚い支援の下、海外の指導者に師事したり海外遠征で各国の有力選手と相対する機会が多い等、恵まれていると言える。一方で、費用を捻出する為に選手自らが奔走しなければならないケースもある。スキークロスの滝沢選手は借金までして費用を捻出したとか…。華やかな舞台に出る一方で、そこまでしないと世界と戦えない現場の大変さが窺い知れる。

  トリノ大会の時はメダルの数が1個と低調な成績だった事もあって、国が率先してスポーツ強化に乗り出すべきと声を発する政治家がいたが、4年経った今も企業頼み、スポンサー頼みの現状は変わっていない。概ね満足行く成績と言う風潮の中で果たして前回と同じような事を主張する政治家はいるだろうか。経済は冷え込み企業スポーツが先細る中で今後、国が動く事はあるのだろうか。メダル獲得の余韻に浸りきっていると、結局何も変わらないまま或いは競技間格差がますます広がる状態で4年後を迎える事になるだろう。
  国会内では、「スポーツ基本法」を提出すべく準備を進めているようだ。昨年、一度提出したものの解散総選挙のあおりを受けてご破算になり、来年の通常国会に再提出すべく準備をすすめているらしい。この法律が施行される事によってどこまで選手が恩恵を受けるのか分からないが、早期の成立を望みたい。

     
  さて、選手の方に目を向けてみると、メダルを獲得しながら悔しさを滲ませたフィギュアスケートの浅田選手やスピードスケートの加藤選手には次のソチ五輪で是非、表彰台のてっぺんに上って欲しいと思う。
他にもスピードスケートの高木選手や男子モーグルの遠藤選手など次の世代を担う若手も出て来た。他国の事を言ってもしょうがないのだが、お隣り韓国のメダリストの殆どが10代後半から20代前半である事を考えるとまだ足りない気がする。この後の4年間で若手がどんどん出て来て経験者を刺激するような環境が整えば、ソチ五輪で更なる活躍が期待出来ると思う。

   今回悔しさを味わい現役を続ける選手、新しい選手が4年後どんな姿を見せるのか。2014年のソチ五輪を楽しみに待ちたい。














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