2010年02月28日

それぞれの銀メダル 観戦者に去来する想い  【バンクーバー五輪 女子フィギュアスケート等】 

  フィナーレが近付いて来ているバンクーバーオリンピック16日目。スピードスケートの女子団体追い抜き準決勝でポーランドに勝った日本は続く決勝でドイツと対戦した。小平、穂積、田畑の3選手で金メダル獲得に挑んだ日本は残り1周までリードを保ったものの逆転され惜しくも2位となった。
  また、世界が注目した女子フィギュアスケートのフリーが14日目に行われ、ショートプログラム2位からの逆転を狙った日本の浅田真央選手は2度のトリプルアクセルを成功させたものの、その後のジャンプでミスが続き金メダル獲得はならなかった。優勝はショートプログラム首位だった韓国のキムヨナ選手だった。


【スピードスケート女子団体追い抜き結果】
1位 ドイツ
2位 日 本
3位 ポーランド

【女子フィギュアスケート最終結果】
1位  キム・ヨナ(韓 国) 228.56
2位  浅田 真央(日 本)  205.50
3位  ロシェット(カナダ) 202.64
4位  長洲 未来(アメリカ)190.15
5位  安藤 美姫(日 本)  188.86

8位  鈴木 明子(日 本) 181.44 

<コメント>
    バンクーバーオリンピックも終盤戦を迎えた。まずはスピードスケートの女子団体追い抜きから。
   
  団体追い抜き=パシュート。英語で表記すると「pursuit」となり「追跡」とか「追いかける」と言う意味になる。自転車競技やスキーのクロスカントリーに同じような種目がある。
  そのスピードスケート女子パシュートで日本が銀メダルを獲得した。スピードスケートの女子銀メダル獲得は史上初である。
  初戦で世界ランク1、2位のカナダ、ロシアが敗れ3位の日本にメダル、しかも一番良い色のメダルの可能性が広がった。今朝、Liveで競技の模様を見ていたが(勿論テレビで・・・)決勝のドイツ戦も終始リードを保ち、優勝の2文字が見えてきたと思った所で最後に逆転されてしまい、金メダルがスルリと逃げていった。その差、0.02秒差。ほんの僅かの差で金メダル獲得はならなかったが、3選手は良く頑張ったと思うし個人的な意見であるが、誰が見ても納得の行く銀メダル獲得の様子を見てスッキリした。採点で物議を醸したフィギュアスケートを見た後だけに…。

  その女子フィギュアスケート。平日に行われたのでリアルタイムで見る事は出来ず、主な選手の演技も昨日見た所である。
  
  トリプルアクセル。世界でもこの大技を行える女子選手が少ない中で、理想を追い求めた浅田選手。一方、その理想を捨てその代わり完璧と言う新たな理想を追い求めたキム・ヨナ選手。このオリンピックで追い求めた理想を実現させたと言う意味では、両者とも「勝利者」なのかも知れない。
  しかし非情ではあるが、優劣を付けなければならないのが勝負事である。勝利の女神が微笑んだのは、勝負に徹し完璧を追求した者の方だった。
  上位選手のフリーの演技構成を見て気が付いた事がある。3回転で最も難度が高いトリプルアクセルを跳んだのは浅田選手ただ1人だったが、次に基礎点が高いルッツジャンプを跳ばなかったのも浅田選手だけなのである。しかも殆どの場合、他のジャンプと組合わせているケースが多いので成功すれば基礎点が跳ね上がる。ジャンプに失敗すると厳しく減点される今の採点方式だと最も難度が高い技を敬遠するのは、当然の流れなのかも知れない。プルシェンコ選手はそれこそがフィギュアスケートの技術の後退を意味する、と言うような事を言っていた。それを承知でトリプルアクセルを成功させた浅田選手は立派だと思うが、そこで大きく加点されないと苦しいと言うのも事実である。
  大技を成功させた者が報われるべきか。それとも完璧に演技をこなした者が報われるべきか。タイムレース等と違って、結果に人が介在するスポーツだけに、今の採点方式が正しいのかどうかも含めて難しい問題である。今後どちらに転んでも異論は残るような気がする。それが色んなドラマを生み、オリンピックが行われる度に注目される1つの要素にもなっているのだが…。4年後はどんなフィギュアスケートになっているのだろうか。

   終盤、日本が獲得した2つの銀メダル。見ていて違う感情を持ったそれぞれの銀メダルだった。














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2010年02月25日

海外組招集で、今度こそ言い訳出来ない指揮官!! 何かが起きる?雛祭り  【サッカー アジアカップ最終予選】

  日本サッカー協会は25日、3月3日に行われるアジアカップ最終予選のバーレーン戦(愛知・豊田スタジアム)に臨む日本代表20名を発表した。
 今月行われた東アジア選手権の主力組等の他、本田圭佑(CSKAモスクワ)、森本貴幸(カターニア)ら海外組5名が選ばれた。

【対バーレーン戦代表メンバー】
◎GK
楢崎正剛(名古屋)、川島永嗣(川崎)

◎DF
中澤佑二(横浜FM)、田中マルクス闘莉王(名古屋)、駒野友一(磐田)、今野泰幸(FC東京)、長友佑都(FC東京)、内田篤人(鹿島)

◎MF
中村俊輔(エスパニョル)、稲本潤一(川崎)、遠藤保仁(G大阪)、松井大輔(グルノーブル)、阿部勇樹(浦和)、長谷部誠(ボルフスブルク)、本田圭佑(CSKAモスクワ)

◎FW
玉田圭司(名古屋)、平山相太(FC東京)、岡崎慎司(清水)、興梠慎三(鹿島)、森本貴幸(カターニア)

<コメント>
  今年行われるスポーツのビックイベントは現在開催されているバンクーバーオリンピックと6月に南アフリカで行われるサッカーW杯である。バンクーバーオリンピックは、明日(26日)、いよいよ日本にとって最大のハイライトと言える女子フィギュアスケートのフリー演技が行われ、女王対決が決着すると言う事でマスコミを中心にヒートアップしている。
  
  一方、6月に大会を迎えると言うのに一向に熱が上がらないサッカーW杯の日本代表。難敵揃いのグループリーグに加え東アジア選手権での失態とサポーターがこぞって監督解任を叫んだにも関わらず岡田監督続投と、マイナス要素が重なっては仕方のない事か…。
  
  互いにアジアカップ本大会出場が決まっている今回の一戦もこの後のテストマッチの日程を考えると、国内組の最終テストと位置付けても良いと思うのだが、それを前倒ししての海外組招集となった所に指揮官が窮地に立たされている現状が見え隠れする。
 
  東アジア選手権の韓国戦の記事で、代表を活性化させる為に短期間で効果を上げるには、選手を代えるか或いは監督を代えるか、と言うような事を書いた。海外組が加わり東アジア選手権の時とはメンバーが代わる事で(と言ってもお馴染みのメンバーである事から「劇薬」とはならないと思うが…)、果たしてどんな化学反応を起こすのか。東アジア選手権でサポーターが感じたであろうモヤモヤ感を払拭する試合をして欲しい。

  最後に余談だが、今回選ばれたメンバーを見て個人的に気になった事が1つ。アントラーズの興梠選手は、前回の合宿でも招集されたものの、「ワールドカップで戦うには、精神面での厳しさが足りない。」と言う判断を岡田監督が下しメンバーから外したような覚えがある。シーズン前でコンディションが上がっていないと言う判断だったならまだしも、メンタル面を指摘した選手をもう呼ぶ事は無いと思っていた。今回再び呼んだ意図は何だったのだろうか。
  表面的には平静を装っている指揮官だが、ここに来て未だに采配に迷いがあるのか。それとも自ら発言した事を忘れる程、精神的に追い詰められているのか・・・。杞憂に終わると良いのだが…。








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2010年02月24日

今季最高の演技を見せるも… ボンドガールは崩れず   【バンクーバー五輪 女子フィギュアスケート】

  バンクーバーオリンピック12日目。注目の女子フィギュアスケートショートプログラムが行われ、韓国のキムヨナ選手が自身が昨年作った歴代最高得点を更新する78.05点を叩き出しトップに躍り出た。およそ5点差の2位に日本の浅田真央選手、安藤美姫選手が4位、鈴木明子選手が11位でフリーに挑む。

   女子フィギュアスケートフリーは26日(日本時間)に行われる。


【女子フィギュアスケートSP結果】
1位 キム・ヨナ(韓 国)   78.50
2位 浅田真央(日 本)    73.78
3位  ロシェット(カナダ)   71.36
4位 安藤美姫(日 本)    64.76
5位 フラット(アメリカ)    64.64

<コメント>
  バンクーバーオリンピックも終盤戦を迎え、残る競技も少なくなって来た。
  大会12日目のハイライトは何と言ってもオリンピックが開幕する前から世間が注目する女子フィギュアスケートだろう。
  ジュニアの頃からライバル同士だった日韓の女王、浅田真央選手とキム・ヨナ選手が初めてオリンピックの舞台で対決する事もあり、日韓双方のメディアを中心に報道が過熱した。そんな事を記事にしてどうするのか、と言った情報も流れた。
  
  初日のショートプログラム。双方ほぼミスの無い演技を見せ、素人目には甲乙付け難い内容に思われたが、実際にはおよそ5ポイント差開いた。浅田選手の演技も素晴らしかったが、ライバルの高得点を目の前にして、動揺する事無く演技をこなすキム・ヨナ選手のメンタルの強さには恐れ入った。

  ショートプログラムは技術点と演技構成点の合計でポイントが決まるが素人目には分からない演技構成点はさておき、約3ポイント差開いた技術点に着目してみた。

  浅田選手が課題としていたトリプルアクセル(3A)。今回のオリンピックでは見事に成功したが、その後跳んだ2回転トーループ(2T)と合せると基礎点は9.5。(3A単独では8.2点で4回転を除くと基礎点としては最高ポイント。)
  一方のキム・ヨナ選手が冒頭決めた3回転ルッツ+3回転トーループの基礎点は10.00ポイント。難易度が高いと報道されて来た3Aは確かに単独ではポイントが高くなるが、コンビネーションの組み合わせ次第では、それより高い基礎点を得られる可能性もある。ちなみに残り2回のジャンプの構成は共に3回転フリップ とダブルアクセルだったので基礎点は同じ。これに見栄えなどで評価される加算点が加わり、ジャンプだけで2.9点差付いた。大技のトリプルアクセルではなく、他の要素で手堅くポイントを稼ぐしたたかさが、キム・ヨナ陣営にはあったと言えるだろうか。勿論、演技全体に自信があってこそだとは思うが…。
  キム・ヨナ選手のコーチであるブライアン・オーサー氏はカナダ出身。一方の浅田選手のコーチであるタラソワ氏はロシア人。北米、ロシアとの間で巻き起こった「4回転論争」を思い出す。

  さて次のフリーで勝負が決まる。最近のオリンピックで、ショートプログラムから逃げ切った例は少ない。前回の荒川選手もショートプログラム3位からの逆転だったし、その前のソルトレイク五輪もそうだった。今回は果たしてどうなるだろうか。キム・ヨナ選手の精神力がこのジンクスを打ち破るのか。それとも浅田選手が再び3回転半のジャンプを成功させて逆転するか。決着の時が近付いて来ている。











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2010年02月22日

クリスタル危うし!! 輝きは戻るのか?   【バンクーバー五輪  10日目の主な結果】

   バンクーバーオリンピックの10日目となる22日(日本時間)も各競技で熱戦が繰り広げられた。
  この内、スピードスケートの女子1500mでは、小平選手が1000mに続き5位入賞を果たした。
  また、カーリング女子で2試合を行った日本(チーム青森)は、初戦のロシアには勝ったものの続くドイツ戦で敗れ通算成績を3勝3敗とした。
  バンクーバーオリンピック11日目は、スキージャンプの団体やカーリング女子の日本×スイスなどの競技が行われる。

◎主な競技の結果
【スピードスケート女子1500m】
1位  イレイン・ブスト(オランダ)    1分56秒89
2位  クリスティナ・グローブス(カナダ) 1分57秒14
3位  マルティナ・サブリコバ (チェコ) 1分57秒96

5位  小平奈緒 (日 本)         1分58秒20

19位田畑真紀、23位高木美帆、26位吉井小百合





【女子カーリング1次予選】
日 本  12−9  ロシア
日 本   6−7  ドイツ

◆1次リーグ順位
1位  カナダ    5勝1敗
1位  スウェーデン 5勝1敗
3位  中 国    5勝2敗
4位  日 本    3勝3敗
4位  スイス    3勝3敗
6位  英 国    3勝4敗
6位  ドイツ    3勝4敗
8位  デンマーク  2勝5敗
8位  ロシア    2勝5敗
8位  米 国    2勝5敗



<コメント>
  12日に開幕したバンクーバーオリンピックは後半戦に突入した。
 
  野球で言うダブルヘッダーとなったカーリング女子の日本代表。最初の試合となるロシア戦では前半の6点差を布陣を変えた後半に跳ね返し劇的な勝利を収め勢いに乗るかと思われたが、2試合目のドイツ戦に敗れ痛い3敗目を喫し、準決勝進出に向けて後がなくなった。ドイツ戦も相手に先手を許す苦しい展開を強いられ1点差まで詰め寄ったが、イギリス戦やロシア戦で飛び出したミラクルショットは出なかった。

  順位を見ると4つの枠の内、カナダ、スウェーデン、中国はほぼ決まりだろうか。3敗している日本、スイスとその後に続くイギリス、ドイツの間で最後のイスを争うと見られる。現在、準決勝進出圏内にはいるが、スイス、スウェーデンと強敵を残しており有利な状況とは言えない。とにかく次戦のスイス戦は絶対に落とせない戦いとなる。勝った試合のように逆境を跳ね返す事が出来るか。それともクリスタルは輝きを取り戻す事なくバンクーバーから消えてしまうのか。カー娘にとって最大の正念場を迎えようとしている。

<大会11日目の見所>
  スキーのジャンプ団体は3大会ぶりのメダルを狙う。並み居るヨーロッパの強豪に割って入るには、個人ラージヒルの2本目に良いジャンプを見せた伊東選手、葛西選手が好調を維持する事が絶対の条件となる。この大会に入って精彩を欠いている竹内選手、栃本選手が2人に続くジャンプをすればメダルも見えてくるだろう。
  カーリングは最大のヤマ場となるスイス戦を迎える。この大会相手に先手を許す試合が多い日本だが、自分達で試合をコントロールし格上のスイスの焦りを誘って勝機を見出したい所だ。









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ダート王の称号は渡さない!! 世界制覇に向けて視界良好!! 【競馬 第27回フェブラリーS結果】 

  競馬の第27回フェブラリーSが東京競馬場で行われ、単勝1.7倍の圧倒的1番人気に支持されたエスポワールシチーが最後の直線で鋭く抜け出すと、2着テスタマッタ以下を寄せ付けず圧勝。昨年のJCダートに続く中央GTのタイトルを獲得した。
  芝の実績馬も参戦した今年のフェブラリーSだが、終わってみればダートで活躍した馬が上位を占める結果となった。
  勝ったエスポワールシチーにはドバイワールドC(3月27日、メイダン)への招待状が届いており、陣営も参戦へ前向きと見られており、国内ダート王に世界制覇への期待が懸かる。


【第27回フェブラリーS競走成績】
1着 エスポワールシチー  佐藤哲三   1分34秒9
2着 テスタマッタ       岩田康誠
3着 サクセスブロッケン   内田博幸
4着 ケイアイテンジン    四位洋文
5着 グロリアスノア      小林慎一

<コメント>
  これまでダート戦線を賑わせた馬に加えて、芝戦線で活躍していた馬が多く参戦し多彩な顔触れとなったフェブラリーSを制したのは、昨年のダート王エスポワールシチーだった。
  ドハイ遠征が予定されているこの馬にとって、GTレースとは言えここで負ける訳にはいかなかったが、最後の直線でGOサインが出ると鋭い伸び脚を見せ付け、他馬を全く問題にしなかった。土曜日行われた京都記念を制したブエナビスタ同様、ドバイへ向けて視界良好と言った所だろうか。

  一方、ダートに挑戦した芝の兵達はことごとく討ち死にした。特に昨シーズン、クラシック戦線で活躍しながらタイトルを取る事が出来なかったリーチザクラウの走りに注目していたが、勝手が違うせいか、それとも距離短縮でリズムに乗れなかったのか(鞍上の武豊騎手は後者を敗因に挙げていたが)、良い所なく終わった。皐月賞馬は長期休養、ダービー馬は休養明け、菊花賞馬は怪我で引退と凌ぎを削った同世代のライバルがターフにいない今こそ中心的存在にのし上がるチャンスなのだが・・・。この後どのような路線に軸を置くのだろうか。

  さて、3月にドバイで行われるドバイワールドカップディ。これが引退レースとなる女傑ウオッカを始め、次の女王を目指すブエナビスタやレッドディザイアが出走を予定する等、各レース例年以上に見所が多そうだ。日本の馬が世界を制覇するシーンを見る事が出来るか。今から楽しみである。








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2010年02月21日

【速 報】バンクーバー五輪  スキージャンプラージヒル決勝情報

   バンクーバーオリンピックのスキージャンプラージヒル決勝が20日(現地時間)行われ、1回目121・5mで21位だった葛西紀明選手が2回目に135mの大ジャンプを飛び8位に順位を上げ入賞を果たした。伊東大貴選手は1回目117m、2回目128・5mで20位だった。竹内、栃本選手は1回目の上位30位に入る事が出来ず、2回目に進む事が出来なかった。
  優勝はスイスのシモン・アマン選手で、ノーマルヒルとの2冠を達成。1回目144m、2回目も138mを飛び圧倒的な強さを見せ付けた。2位はポーランドのアダム・マリシュ選手が入り、1、2位はノーマルヒルと同じ結果となった。 






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2010年02月20日

「ガラスのエース」から「不屈のエース」へ&4回転論争決着?  【バンクーバー五輪 男子フィギュアスケート等】

バンクーバー五輪のフィギュアスケート男子フリーが19日(現地時間)行われ、日本の高橋大輔選手がショートプログラム3位の座を死守し、銅メダルを獲得した。この種目の日本人選手メダル獲得は史上初。
  優勝したのはショートプログラム2位から逆転したライサチェク選手 (アメリカ)。ショートプログラムトップで連覇を目指したプルシェンコ選手(ロシア)は、4回転ジャンプを成功させたもののその後のジャンプで乱れ小差の2位に終わった。  
  この他、ショートプログラム4位だった織田信成選手はフリーの演技中に靴紐が切れるアクシデントがあり7位、もう1人の代表小塚崇彦選手も8位と日本の代表選手全てが入賞を果たした。

  この他の種目では、スピードスケート女子1000mで小平選手が5位入賞を果たした。この種目でメダルの期待が懸かった吉井選手は15位、注目された中学生、高木選手は35位、ベテランの岡崎選手は34位に終わった。
 
  カーリング女子で、カナダと中国に連敗し負けが先行した日本(チーム青森)は、イギリスと対戦し11−4で勝利を収め2勝2敗と星を五分に戻した。
  
【男子フィギュアスケート最終成績(上位)】
1位 ライサチェク(アメリカ)   257.67
2位 プルシェンコ(ロシア)    256.36
3位 高橋 大輔(日 本)     247.23
4位 ランビエル(スイス)     246.72
5位 チャン(カナダ)       241.42

<コメント>
  普段、昼間は仕事でテレビを見る暇が無い小生にとってオリンピック期間中、Liveで競技を見る事が出来るのは今日、明日と来週の土、日ぐらい。結果を知ってから見るのも良いが、やはりその時にならないと結果が分からないドキドキ感もまた良い。
  午前中はアルペンの滑降やS大回転、午後はカーリングをテレビで見た。個人的には採点競技よりも単純にタイムで決まるスキーやスピードスケート等の方が単純明快で好きである。やはりスキーの滑降やスーパー大回転は迫力がある。この競技に日本人選手が出場していないのが残念だ。過去には川端絵美選手が出場した高速系レース。日本の選手の姿を見たいものだが…。
  それとカーリングは初めて最初から最後まで見たが、なかなか面白いスポーツだと思った。石をどこに置きその為にその程度の強さで投げるのかと言う状況判断やそこに投げられるメンタルの強さが問われ、エンドごとに痺れるスポーツである事が分かった。チーム青森はイギリスに勝って大きな1勝を上げた。この後も強豪チームとの対戦が控えているが上位4チームに食い込んで欲しい。

   さて、少し日は経ったが高橋大輔選手が見事銅メダルを獲得した男子フィギュアスケート。前回、4回転ジャンプの成否が勝敗を分けると書いたが、優勝したのはリスクを避けて、その他の技術や演技の精度を追求したライサチェク選手だった。ポイントを稼げる技を回避しても優勝出来る事を証明した事は、高橋選手の後に続く日本人選手に上位進出が出来るヒントを与えた事になるだろう。もちろん、この先新たな技が確立されれば別の話だが…。
   一方、その技を駆使しトリノ五輪に続く連覇を目指したプルシェンコ選手は4回転ジャンプを成功させたもののその後のトリプルアクセルで軸がぶれた事が影響し逆転を許した。技術では世界トップクラスの技を持つプルシェンコ選手だが技術点の差がそのまま結果となって表れたのは何とも皮肉な事である。
  演技前、「フリーはジャンプコンテストではない。」と語ったライサチェク選手。一方、「4回転ジャンプを跳ばなければただのアイスダンスと同じだ。」と語ったプルシェンコ選手。互いに挑発した4回転論争は、ひとまずライサチェク選手に軍配が上がった。
  
  そして上の2選手には及ばなかったものの、見事銅メダルを獲得した高橋選手。かつて「ガラスのハート」と呼ばれ精神面の弱さを指摘され続けてきた同選手だが、大怪我と想像を絶するリハビリを乗り越えてのメダル獲得は賞賛に値する。フリー冒頭での4回転ジャンプは失敗したが、その後はその失敗を感じさせない演技を見せ、フリーでの演技点は最高得点をマークした。そこに「ガラスのハート」と呼ばれた姿はどこにも無かった。
  7位の織田選手。8位の小塚選手も健闘した。特に4回転ジャンプを成功させた小塚選手は4年後のエースとして期待出来る。織田選手もこのままでは終われないだろう。この悔しさを次の大会で晴らして欲しいと思う。
  バンクーバー五輪は早くも前半戦を終了した。この後の選手の活躍に期待したい。
















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2010年02月17日

再びダブルメダル獲得のチャンス到来&お隣の国の勢いが止まらない!!  【バンクーバー五輪 5日目の主な結果】

バンクーバー五輪5日目。今日も各競技で熱戦が繰り広げられた。4日目で待望のメダル獲得となった日本勢の2日続けてのメダル獲得はならなかった。5日目に行われた主な競技の結果は以下の通り。


◎5日目の主な競技の結果

【恐るべし韓国の勢い!!男子に続いて女子も金メダル!!】
○スピードスケート女子500m
1位 イ・サンファ(韓 国)     1分16秒09
2位 ジェニー ウォルフ(ドイツ) 1分16秒14
3位 王北星(中 国)        1分16秒63

 5位吉井小百合、12位小平奈緒、14位新谷志保美、16位岡崎朋美

<コメント>
  スピードスケートの女子500mは韓国のイ・サンファ選手がこの種目第1人者のジェニー ウォルフ選手を下した。500mは男女6つのメダルの内、5つをアジア勢が獲得した。
  韓国はスピードスケートで3つ目のメダル獲得。また500mで男子に続き女子も金メダル獲得と勢いが止まらない。この後、どこまでメダルの数を伸ばすのだろうか。
  男子500mに続くメダル獲得が期待された日本勢だったが、今シーズンW杯で上位争いをしている3強の壁は厚く、メダル争いに割って入る事は出来なかった。その中で元々1000mが得意な吉井選手の5位入賞は健闘したと言って良いだろう。次に繋げて欲しいと思う。





【メダル獲得へ好位置!! カギを握るのは大技の成否か?】
○フィギュアスケート男子 SP
1位  プルシェンコ(ロシア) 90.85
2位  ライサチェク(米 国) 90.30
3位  高橋大輔(日 本)   90.25
4位  織田信成(日 本)   84.85
5位  ランビエル(スイス)  84.63

8位 小塚崇彦(日 本)    79.59

<コメント>
  怪我から復活した日本のエース、高橋選手がほぼノーミスの演技を見せ自己最高得点を叩き出しSP3位と上々の滑り出しを見せた。首位プルシェンコと0・60、2位ライサチェクとは僅か0.05の差。金メダルも狙える位置でフリーの演技に臨む。織田選手は少し離されての4位だが逆転の可能性は十分ある。だろう。
  そのフリーでカギを握りそうなのが4回転ジャンプの成否。プルシェンコ、高橋、織田の各選手は挑戦する事を明言し、ライサチェク選手は回避する可能性を示唆している。メダル争いに向けて既に駆け引きが始まっている。





【ミクロの争いを制し好スタート!!どこまで行けるか?「カー娘」】
○女子カーリング予選
日 本(1勝) 9−7 米 国(1敗)

<コメント>
  10カ国が総当りのリーグ戦を行い上位4カ国が準決勝に進むカーリング。初戦アメリカと対戦した日本(チーム青森)は序盤リードを許す苦しい展開だったが終盤追い付き、最後のエンドで僅かに日本のストーンが中央に位置すると言う「ミクロの争い」を制し初戦をモノにした。悲願のメダル獲得へ勢いのつく勝ち方で好スタートを切った「カー娘」。次戦は世界ランク1位のカナダが相手である。





◎6日目の見どころ
  スピードスケート男子1000mに500mの銀メダリスト長島選手が登場する。果たして2個目のメダル獲得なるか。そして、大会前に世間を騒がせた国母選手が出場するスノーボード男子ハーフパイプ予選も行われる。カーリング女子は世界ランク1位カナダとの対戦が控える。








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2010年02月16日

お家芸復活!! トリノでの借りを返した「2枚看板」  【バンクーバー五輪 スピードスケート男子500m】

  バンクーバー五輪は4日目を迎え、日本期待のスピードスケート男子500mなどが行われた。
  スピードスケート男子500mに出場した日本の4選手の内、2枚看板の加藤、長島両選手が1回目でメダル射程圏内の3位、6位に付けると、2回目で長島選手が全体のトップとなる34秒87の好タイムを叩き出すと、最終組の加藤選手も35秒07にまとめ、長島選手が2位、加藤選手が3位に入り、日本にとってこの種目2大会ぶりのメダル獲得となった。この種目の複数メダル獲得は1992年アルベールビル五輪の黒岩、井上選手の銀メダル、銅メダル以来。
  優勝したのは韓国のモ・テボン選手。4位も韓国のイ・ガンソク選手が入るなどアジア勢が上位を独占する結果となった。  
  
【スピードスケート男子500m結果】
1位 モ・テボン(韓 国)       1分09秒82
2位 長島圭一郎(日 本)      1分09秒98
3位 加藤 条治(日 本)       1分10秒01
4位 イ・ガンソク(韓 国)      1分10秒041
5位 ミカ ポウタラ(フィンランド)   1分10秒044

<コメント>
  バンクーバー五輪も4日目。期待されたスピードスケート男子500mで日本の長島選手が銀メダル、加藤選手が銅メダルを獲得しスピードスケートで2大会ぶりのメダル獲得を果たし、お家芸復活を印象付けた。
  戦前から混戦が予想されたこの種目。寸分の狂いも許されないコンマ数秒の争い。各選手が神経を尖らせるこのレースのピリピリとしたムードに輪を掛けたのが、製氷機故障と言うアクシデント。しかし日本の2枚看板は動じる事無く、それぞれ持ち味を発揮した。一方、今シーズンW杯ポイントで上位を占める韓国の2枚看板、イ・ガンソク、イ・ギュヒョクの両選手は待たされた事が影響したのか、精彩を欠いてメダル争いから後退した。
  
  長島、加藤両選手ともトリノ五輪で思うような結果を残せなかった。特に加藤選手には大きな期待が寄せられメダルの期待が大きかっただけに相当悔しい思いをしただろう。あれから4年。所属先が同じ2人は互いに切磋琢磨しトリノでの借りをバンクーバーで返した。惜しくも表彰台の一番高い所に上がる事は出来なかったが、見事なメダル獲得である。
  
  日本のエースがメダルを獲得した一方で、ライバル韓国のエースは精彩を欠いた。しかし終わってみれば「第3の男」モ・テボン選手が金メダルをさらって行った。この大会韓国は、アジア選手が不得手としている長距離でもメダルを獲得しており、改めて進境著しい所を見せ付けた事も見逃してはならない。今後、日本を脅かす或いは越える可能性を秘めている。

  バンクーバー五輪は4日目が終わった。これまで様々な競技で日本人選手が活躍しているが、個人的にはノルディック複合の小林選手、今日のスピードスケートの長島選手がレース後に口にしたフレーズが印象に残った。「勝負に出る為に攻めて行った。」と言うフレーズ。某代表監督に聞かせたい言葉である。








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2010年02月15日

岡田ジャパン破綻の一歩手前!!更生させる術はあるのか?   【サッカー 東アジア選手権】

  サッカーの東アジア選手権の最終戦が14日行われ、宿敵韓国と対戦した日本代表は、1−3で敗れこの大会初制覇はならなかった。日本×韓国の前に行われた試合で香港に勝った中国がこの大会2度目の優勝を成し遂げた。2位は日本に勝った韓国。日本は3位に終わった。

【試合結果】
日 本  1−3 韓 国
(得点者)
前23分 遠 藤(P.K)
前33分 イ・ドング(PK)
前39分 イ・スンヨル
後25分 キム・ジェソン 
  
<コメント>
  閑古鳥が鳴いた中国、香港戦では負けなかった岡田ジャパン。しかし閑古鳥がいるスペースがないほどの観客が訪れた宿敵韓国戦で失態を演じ、優勝はおろか韓国にも抜かれ3位と言う結果に終わった。

  中国に敗れ日本戦の結果次第で監督解任の可能性があった韓国。そして不甲斐ない試合が続きサポーターの間で解任論が燻り続けている日本。韓国ではこの試合を「ギロチンマッチ」と呼んでいたらしい。
  互いに同じ状況の中で迎えたライバルの対決は、物騒なサブタイトルの名の通り退場者を1人ずつ出すなど荒れた試合内容となった。勝負を分けたポイントはやはりゴールへの執着心と玉際の気迫だろうか。
  守って前線に蹴り込むシンプルな攻撃ではあったが、点を取る意識がはっきりと見え鋭いカウンターで日本のディフェンス陣を翻弄した韓国と、相手ゴールまでの手数が多く好守の切り替えが遅いせいもあって点を取ると言う意識が見られなかった日本代表。全体がビルドアップしている攻撃が中途半端で終わってしまえば(シュートで終わらなければ)、ディフェンスに影響を及ぼすのは当たり前の事でカウンターで点を取られても不思議ではなかった。中国、香港戦では安定していたように見えたディフェンスも同格以上の相手には通用しなかった。W杯本大会では韓国よりも格上の国と対戦する事を考えると、今回と同じサッカーを続けていたら1次予選突破はおろか、今までと同じ或いはそれ以上に悲惨な結果が待ち受けているような気がする。

  前の記事でこの時期の監督交代は得策ではないと書いた。それは時間的な問題からチームを構築し直すには時間がなさ過ぎると考えたからである。しかしここまで点を取る為のパターンの引き出しが少ないとなると、やはり短期間で効果が表れる劇薬で刺激を与える事によって選手の目を覚まさせるのが最善の方法だと思う。選手を代える方法もあるが、手っ取り早いのは監督を代える事だろう。とにかく代表の椅子に安穏としている選手に、監督が代わればその座も危ういと言う危機感を与えないと何も変わらないと思う。

  これだけ批判されても、なおサッカー協会は岡田監督を続投させるようだが、勝ち点3を取る術を見せる事が出来なかった指揮官と心中したいと考えるサポーターがどれだけいるだろうか。今度のバーレーン戦で海外組を招集するという話がある。海外組が加わってチームが劇的に変化するのか。再び失態を演じた時はもう手遅れで、残るのは絶望感だけだと思うのだが…。(今でも希望を持ってみている人はかなり少ないと思うが…。)
  日本人が監督だと手緩くなる協会。思い出すのは加茂監督を続投させた時だが、あの時も結局長続きしなかった。歴史は繰り返すではないが同じ轍を踏もうとしているような気がしてならない。

  ドイツの惨敗から4年。日本代表はタイトルらしいタイトルを取る事が出来ないまま迎えるW杯南アフリカ大会。希望を持って見る事が果たして出来るのだろうか。

















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2010年02月13日

【速 報】バンクーバー五輪  ジャンプノーマルヒル予選情報

  バンクーバーオリンピックのスキージャンプノーマルヒルの予選が12日行われ、日本から出場している竹内、栃本、葛西、伊東の4選手全てが予選を通過し、明日の決勝にコマを進めた。

  予選には世界各国の代表の内、予選を免除された10選手を除く51選手が参加して行われた。上位40選手が決勝に進む。
  日本の選手は伊東選手が4位、葛西選手が6位、竹内選手が33位、栃本選手が39位で予選を通過した。


posted by スポーツ職人201X at 04:06| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月12日

冷たい風、冷たい雨、冷たい観客の反応   勝っても評価上がらぬ岡田”国内組”ジャパン!! 【サッカー 東アジア選手権】

  サッカーの東アジア選手権が11日、東京・国立競技場で行われた。
  初戦の中国戦で引き分けに終わった男子の日本代表は第2戦、香港と対戦し玉田選手の2ゴール等で3−0で勝利を収め、勝ち点を4に伸ばした。
  通算成績を1勝1分とした日本代表は14日の最終戦で宿敵韓国と対戦する。

【試合結果】 
日 本  3−0  香 港
(得点者)
前41分 玉 田
後20分 闘莉王
後37分 玉 田

【日本が優勝する為の条件】
  順位は全試合での(1)勝ち点、(2)得失点差、(3)総得点の順で決まる。上記条件が全て同じチームが複数ある場合は以下のシステムで順位が決まる。
(1)当該チーム間での勝ち点数
(2)当該チーム間での得失点差
(3)当該チーム間での総得点数

  これも全て同じだった場合、当該チームが2チームで両チームがピッチ上に残っている場合は、P.K方式にて決定。

  14日、最初に試合をする中国×香港戦で中国が勝った場合、日本が優勝するには、中国×香港での得点差を上回る点差で韓国を下す事が必要となる。ちなみに中国が勝った時点で韓国の優勝はなくなる。
  中国が引き分けた場合、韓国に勝つか、中国を上回る得点を上げての引き分けなら日本の優勝となる。
  中国が敗れた場合は、引き分け以上で日本の優勝となる。


<コメント>
  10日行われた中国×韓国戦で、中国が歴史的な勝利を上げた事で残り2試合を勝たないと優勝が厳しい状況となった岡田ジャパン。格下の香港相手に勝つ事はもちろんの事、大量得点での勝利が要求された。
 中国戦は冷風にさらされ、香港戦は冷雨。スタンドに閑古鳥が泣く状態が続いているが、不甲斐ない試合を続ける岡田ジャパンを応援或いは叱咤激励しようと足を運ぶサポーターの姿には頭が下がる思いである。

 さて、「如何にして得点を奪うか。」が永遠のテーマになっているが、昨日(11日)の試合で何か見えてきたかと聞かれて、YESと答える人は少ないのではないだろうか。
  確かに点は取って格好はついた。しかし、ゴール前での自由度が高かった昨日の試合はもっと点を取らなければいけない。後半、平山選手が入って縦へ突破する動きが出始めて活性化したようにも見えたが、それも点を取ってこそである。6月に対戦する相手で今回のようにチャンスを多く与えてくれる国はないだろう。一概に比較は出来ないが、同格の韓国が5点取った相手に対し日本が奪った得点は3点。中身が相手のミスとセットプレー絡みではいかにも寂しい。勝った試合で起きるブーイングほど堪えるものはないだろう。流れの中から点が取れればブーイングも少なくなるのだろうが、選手、ベンチがそれをどう感じ取るか。

  協会関係者がW杯終了後までは今の体制で行くと言っている事から岡田監督が自ら申し出ない限り、恐らく今のままで南アフリカに乗り込む事になるだろう。(韓国戦の結果次第で、再び解任論に火が点く可能性もあるが・・・。)選手の間で攻撃時に自由にやろうとする動き、自主性が芽生え始めているのが救いと言えば救いだが、それは指揮官の掲げる戦術に疑問を呈する裏返しでもある。確かトルシエジャパンの晩年にそのような事があったと覚えているが、あの時は中田英と言う強烈なリーダーシップを発揮する選手がいた。
  指揮官がそのままであれば、状況によってはバランスを崩しリスクを負ってでも点を取りに行く姿勢を選手が見せるしか現状を打破する術はないと思うのだが、ピッチ上のリーダーの顔が今ひとつ見えない今の代表選手にそれをやり切る勇気があるか。次の韓国戦での戦いぶりに注目したい。
















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2010年02月10日

開幕まであと少し!! 勝利の女神は誰に微笑むのか? 〜その3〜  【バンクーバー五輪 スキージャンプなど展望】

  4年に1度のウインタースポーツの祭典、冬季オリンピック(バンクーバー五輪)の開幕が目前に迫って来た。選手村には各国の選手団が続々と入村し、本番ムードが高まって来ている。

  バンクーバー五輪競技の展望や見所を紹介する特集の最終回。今回は、悲願のメダル獲りに挑むモーグル、スキージャンプなどを紹介したいと思う。

【飛行隊復活&悲願のメダルを阻む難敵ゾロゾロ・・・】 
  まずは開会式に先立ちノーマルヒル予選が行われるノルディックスキージャンプから。
  長野五輪以来、悲願のメダル奪取を目指す日の丸飛行隊。大ベテラン葛西選手、伊東選手などが世界の強者に挑むが、その壁はかなり高いのが現状だろう。オーストリアのグレゴア・シュリーレンツァウアー選手、スイスのシモン・アマン選手や他にも数多いるヨーロッパ勢の有力選手にどう立ち向かうか。劣勢が予想される個人戦よりもむしろ団体戦の方が上位進出或いはメダルの可能性があると思うが…。

 続いてはフリースタイルスキーモーグル女子。フィギュアスケートの浅田選手と並んでメダルの期待が大きい上村選手。今シーズン採点基準が変わった事もあってか、W杯では優勝がなく予選落ちも経験するなど安定さを欠いているのが気になる所。反対に今シーズン安定した成績を残しているハイル選手等、上位争いをするであろう北米勢相手に悲願のメダル獲得に向けてどんな滑りを見せるのか。
  また、全盛期の勢いはないものの、オリンピックになると強さを発揮する里谷選手の滑りにも注目したい。
  それと、この競技のポイントとなりそうなのが、コースの造りと雪質である。雪不足の影響で近隣の雪をかき集めて作られた急造コースである。公式練習で滑った選手の多くは、雪質やコブの作りが普段と違うとコメントいているようだ。他国の代表選手とだけでなく、こうした様々な条件も克服しなければならない。自然の条件なども厭わないタフな精神力を持った者に勝利の女神は微笑むだろう。(他の競技でも言える事だが)
 上村選手は出場した過去3回の大会は、後一歩の所でメダルに届かず悔しい思いをしただろう。恐らく日本人メダル第1号となる可能性がある今回こそ何とか表彰台に上がり、日本に弾みつけて欲しい。

  この他では昨シーズン世界選手権の団体戦を制し、久々のメダル獲得の期待が懸かる男子複合団体や女子カーリングなども見逃せない。

この週末からいよいよ始まるウインタースポーツの祭典。メダルを獲る事も大事だが、日本の選手が悔いのないよう、ベストパフォーマンスを発揮して感動を与えてくれる事を期待したい。














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2010年02月08日

開幕まであと少し!! 勝利の女神は誰に微笑むのか? 〜その2〜  【バンクーバー五輪 スピードスケート】

  12日(現地時間)に開会式を迎え、熱戦の火蓋が切られるバンクーバー五輪がいよいよ目前に迫って来た。雪不足で競技運営を危ぶむ声もあるが、殆どの選手が現地に入り調整も仕上げの段階に入っている。

  前回はフィギュアスケートの見所などについて書いたが、今回はスピードスケートの展望や見所について書きたいと思う。

【「お家芸」復権に向けて・・・強敵多く混戦必至か?】 
  経験豊富なベテランから突如現れたスーパー中学生まで、バラエティーに富んだメンバー構成となったスピードスケートの代表。短距離を中心に1984年のサラエボ大会から獲り続けて来たメダルも前回のトリノ五輪は、メダルなしに終わった。失った誇りを取り戻すべく、バンクーバー大会でメダル獲りに挑む。

  まずは短距離陣。男子は前回大会も出場した加藤、長島、及川選手が控える。何れの選手もトリノでは悔しい思いをいている事から期するものがあるだろう。その前に立ちはだかるのは今シーズン、W杯ポイントで上位を占めた韓国の2選手だろうか。ショートトラックでは各大会で強さを見せ付けているが、ダブルトラックでも虎視眈々とワンツーフィニッシュを狙っている。他には1000mなど複数の種目でメダルを狙うアメリカのデービス選手等が優勝争いに加わるだろうか。実績の加藤、長島、現地に入って好調な及川がどこまで食い込めるか。他には、これが最後のオリンピックになると見られる地元カナダのウォーザースプーンの滑りに注目したい。過去、数々のタイトルを獲得するもオリンピックでは金メダルに届かない同選手だが、最後を飾る事が出来るか。
  女子は、トリノ五輪経験者の吉井選手、昨年の全日本距離別選手権で3種目を制した小平選手にメダルの期待が懸かるが、ドイツのジェニー・ウォルフ選手や中国の王選手、韓国の李選手など今シーズンのW杯で上位を占めた選手が強力なだけにどこまで割って入る事が出来るか。

  男子も女子も他国に有力な選手が多く厳しい戦いを強いられると思うが、スタートからゴールまで寸分の狂いも許されないスプリント戦。思わぬ伏兵が登場し、あっと驚く結果になる可能性もある。果たしてどんな展開になるだろうか。

 一方の中・長距離はヨーロッパ勢が強く、日本勢は苦戦するだろう。W杯女子3,000mのポイントで上位に食い込んだ穂積選手がどこまで迫れるか。また、カナダでも注目を集めている「スーパー中学生」高木選手の滑りにも注目したい。
  その他では上にも書いたアメリカのデービス選手が5種目の出場権を持っているが、1980年のレークプラシッドオリンピックで完全制覇した同国の英雄、エリック・ハイデン選手の再来なるか注目される。












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2010年02月07日

天気も寒く、スタンドも寒く、試合内容も寒かった「味スタ劇場」!! 「岡田株」急落で破綻寸前?   【サッカー 東アジア選手権】

   サッカーの東アジア選手権が6日開幕し、男子の日本×中国が東京・味の素スタジアムで行われた。
  
  この大会初優勝を目指す日本にとって、初戦の中国戦で勝ち点3を獲得し幸先の良いスタートを切りたい所だったが、先日行われたベネズエラ同様、攻撃に工夫が見られず0−0のスコアレスドローに終わった。
  初戦で引き分けに終わった日本は11日に香港と対戦する。


【試合結果】
日 本  0−0  中 国

<コメント>
  代表にとって今年初めての公式戦となる東アジア選手権が開幕した。初戦となる中国戦の会場はサッカーの聖地、国立競技場ではなく味の素スタジアム。昨日は雨或いは雪こそ降らなかったものの非常に寒く強風も吹き荒れ、サッカーを観戦するのに少し厳しい条件となった。そんなサポーターの前で、多くのサポーターが感じたであろうベネズエラ戦でのモヤモヤ感を吹き飛ばしてくれる試合を期待していたが…。

  大会前、岡田監督は「優勝を狙う。」とコメントした。W杯で好成績を収めるためには、同格の韓国はともかく残りの2カ国を下さなければならなかったが、初戦の中国戦はスコアレスドローに終わった。前の試合と併せて180分無得点となり、サポーターにとっては消化不良どころか、胃がもたれてしまいそうな結果となった。

  W本大会でも同じ布陣になるであろうディフェンス陣は、相手にP.Kを与えてしまったとは言え、概ね及第点を与えられる出来だっただろう。課題は、やはり今も昔も変わらず「如何にして得点を挙げるか。」に尽きる。
  今回対戦した中国は高さでは確かに日本を上回った。しかし彼らの目標は4年後のW杯である。一方、日本は4ヵ月後に迫ったW杯。チームの完成度で勝る(勝らなければならない)日本にとって、例え海外組がいなかろうと打ち破らなければならない相手だった。
  前のベネズエラ戦と比べて動きは良かった。サイドも崩した。しかしサイドを崩し上げたクロスの精度は決して高くはなかった。高さのある相手にことごとく跳ね返された。後半に入ると、内田選手の惜しいシュートはあったが、決定機を作り出す機会が減って逆にカウンターを許す悪癖が出始めた。相手に与えたP.Kは、それによってもたらされた物と言って良いだろう。試合後に楢崎選手が語った「負け試合を引き分けに持ち込んだだけ。」と言うコメントが、この試合の出来を物語っていた。

  優勝を狙う大会の初戦でつまづいた岡田ジャパン。この大会の成績次第で再び「岡田監督解任論」が出てきそうだ。ここ2試合を見ると、代表生き残りに選手が慎重になっているような気もするし、戦術に手詰まり感があるような気もする。
  監督交代はW杯本大会を目前に控え、残されている時間を考えると得策ではないし、欧州では国内リーグ真っ最中、日本もJリーグ開幕直前で良い人材を探すのは容易い事ではない。ここは、選手の奮起を待つしかないと思うのだが悠長に待っている時間はない。決して良く無い現在の状況。果たして「胃もたれ」に効く特効薬はあるのだろか。














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2010年02月04日

世論の厳しい風当たりには勝てず!! あっけなく幕を閉じた「ブルードラゴン伝説」  【大相撲 朝青龍引退】

  大相撲の横綱朝青龍が、一般人への暴行問題の責任を取る形で引退する事となった。
  日本相撲協会は4日理事会を開き、暴行問題への対応を協議。朝青龍は師匠の高砂親方(元大関朝潮)とともに事情説明した後、理事会に引退の意向を伝えた。歴代3位の通算優勝回数25回、2005年の全場所完全制覇など数々の記録を打ち立て、実力と人気を兼ね備えた現役最強力士は、自ら招いた行動で角界を去る事になった。

<コメント>
  暴行問題、理事選の後始末の不手際と年が明けても揺れに揺れている角界だが、再び激震が走る事態が起きた。
  先月行われた初場所で優勝した横綱朝青龍が現役引退を表明した。土俵上では無類の強さを見せた現役最強力士も、土俵内外で横綱らしからぬ立ち居振る舞いをし、常にヒール役となって世論を敵に回し戦い続けた。一方でそれが人気低迷が続く大相撲の数少ない命綱でもあった。

  一度出場停止処分を受けているだけに、一般人に手を上げたとされる今回の一件に対する処分がどのような内容になるのか注目していたが、その処分が下る前に自ら責任を取る形となった。引退届があっさり受理された事に釈然としない気もするが、示談が成立しこれ以上警察が追及する可能性が薄い事を考えると、横綱が自ら下した進退の判断を尊重しなければならないとも思う。自ら引退を申し出なければ解雇と言う状況だったようだが、協会にとっても汚点を残す事は避けたかっただろう。
  常に品格が問われた横綱だったが、形の上では最後の最後で潔く身を引くと言う横綱らしい仕事をして、土俵から去る事になった。

  ただ25回も優勝を成し遂げ、本来なら名横綱の一員として名を連ねても不思議ではない功績を収めた力士が、気力・体力の限界以外の原因で土俵を去る事、そして「お疲れ様」と言う雰囲気にならないのが残念でならない。国籍の問題で恐らく角界には残らないであろう朝青龍改めドルジ青年。今後どのような人生を歩むのだろうか。

  また、これまで朝青龍に横綱としての立ち居振る舞いを厳しく指導して来なかった(或いは出来なかった)親方、そしてその状況に対して手を打って来なかった協会の責任も無視出来ない。今後、このような事が起きないよう対策を立てなければならないだろう。
  数少ない人気の命綱を失った大相撲。果たして人気回復の手立てはあるのか。新たに選出された理事に期待したいが、今のままだと厳しい現実が待ち受けているような気がする。











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2010年02月02日

退屈だった90分!! 南アフリカに向けて寂しい船出!! 【サッカー 日本代表×ベネズエラ戦】

   サッカーの国際親善試合、キリンチャレンジカップが2日、大分・九州石油ドームで行われた。
  国内組で臨んだ日本代表はFIFAランク50位のベネズエラと対戦したが、相手の堅い守りと厳しいチェックに苦しみ、決定機を作る事が出来ず0−0のスコアレスドローに終わった。

  2010年最初の国内戦で引き分けに終わった日本代表は2月6日から日本で行われる東アジア選手権に出場し中国、韓国、香港と対戦する。


【試合結果】
日 本  0−0  ベネズエラ

<コメント>
  知っての通り今年はW杯イヤーである。世界の多くの人々が熱狂するサッカーのお祭りであり、日本もそこに参加する。既にグループリーグの組み合わせも決まり、盛り上がりを見せるのかと思いきや、過去の大会と比べると、いささか盛り上がりに欠けるような気がする。自国開催の時を除き、ファンの過大とも言える期待に相反する結果となっているだけに、これまで煽っていたメディアも慎重になっているのか。それともファン(俄かファンも含めて)が冷めているのか。

  それはさて置き、岡田ジャパンが本格的に始動して迎える今年最初の試合、ベネズエラ戦。場所は昨年の秋、ピッチ状態が悪いと言う事で失格の烙印を押された九州石油ドームである。テレビで見ている限り今回は手入れもキチンとされており、良好なピッチ状態だったようである。それにしても、代表の2010年最初の国内戦だと言うのに、平日の地方開催と言う事を差し引いても、所々空席が目立つ光景に寂しさを感じた。やはり代表にに対する熱は上がらないままW杯に突入してしまうのだろうか。

  さて、今回のテストマッチ。海外組を招集せず、国内組のみのメンバー構成。この後行われる東アジア選手権と併せて、代表生き残りを懸けたサバイバルレース最終章のスタートと言える今回のベネズエラ戦。久々の代表復帰を果たした小笠原選手が先発し、今までと違った一面を見せてくれるのではないかと期待したが…。結果は0−0のスコアレスドローに終わった。
  肯定的、楽観的に見れば2010年最初の試合で、相手が激しいディフェンスを仕掛けてきた事もあり、試合勘を取り戻すには丁度良かったのかも知れない。何より相手に得点を許さず負けなかった事で次の東アジア選手権に繋がる試合だったと言う言い方もあるだろう。
  
  しかしその一方でW杯イヤーの国内最初の試合だからこそ、結果も内容もサポーターを満足させてくれる試合をして欲しかったような気もする。決定機を多く作る事が出来ず、時折放たれたミドルシュートも相手を脅かすまでには至らなかった。新しく入った選手で強烈なインパクトを残した選手もおらず(小笠原選手のミドルシュートぐらいか)、全体的には低調な内容だった。
  試合後、岡田監督は一定の満足感を示していたがW杯本大会まで残された時間は少ない。この後、どうやってチームを仕上げて行くのか。
次の東アジア選手権で、何か見えてくれば良いのだが、今後に向けて不安の残る船出となった。











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2010年02月01日

地に落ちた「国技たる相撲界」の救世主となれるか?  【大相撲 新体制決定】

〜スポーツナビ より〜

  任期(2年)満了に伴う日本相撲協会の理事選挙は1日、東京・両国国技館で投開票され、元横綱で37歳の貴乃花親方が初当選した。理事選が立候補制になった1968年以来、5番目に若い理事になる。
 今回は定数10に11人が立候補。4期(8年)ぶりの投票となり、貴乃花親方は確実とみられた7票を上回る10票を獲得して当選した。投票は年寄(親方)ら111人の評議員によって行われ、現職の大島親方(元大関旭国)が8票で落選した。

  理事選後、直ちに新理事により理事長を互選し、武蔵川親方が再選された。

 新理事は以下の通り。
 北の湖、陸奥、鏡山、貴乃花、放駒、二所ノ関、武蔵川、九重、友綱、出羽海の各親方。

<コメント>
  国技と言う、ある意味神秘的な存在である大相撲。その為か、これまで内部で一体何がどのように決められているのかつまびらかにされる事はなかった。今回の理事選で貴乃花親方が手を挙げなければ、親方衆の思惑通り、ファンは何も分からないまま波風立たずに事が運んだだろう。
  しかし今の相撲界は内部で解決する自浄能力を完全に失っている。八百長疑惑、暴行事件、そして横綱の立ち居振る舞い。
 今回、組織改革の旗頭として手を挙げた貴乃花親方だが「派閥」を抜け出し組織票が見込めない事から劣勢が伝えられていた。しかし相撲界に対する世論の風当たりの強さを敏感に感じ取った(と思われる)親方衆がいた事は、相撲界もまだ捨てたものではないと言う事だろうか。元々貴乃花を支持していた親方衆以外の賛同者を得て当選を果たした。

  上に挙げた様々な問題でファン離れが続いている大相撲。今回の一件で一門分裂と言う禍根を残す結果となったが、内輪の事でお互いの足を引っ張っている余裕はないはずである。時間は掛かると思うが、今度こそ「開かれた相撲界」を目指し、尽力して欲しいと思う。

  以前、改革に対する意気込みをテレビで語った貴乃花親方。その構想をどこまで実現できるか。或いは実現するきっかけを作れるか。その手腕に期待したい。











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